21:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:23:25.75 ID:Bh2qsw+10
位置的にはそのまま逸物を咥えさせてもよかったが今はいい。延髄を庇いながら女体を押し押すと、座りたての赤子のように簡単に倒れる。長い髪が濡れた床に海藻のように散らばる。そう言えばヘアピンがない。
「あ、はー、はー、はぁ、あ……んんっ」
酔夢に蕩けた目で友紀は俺を見上げる。
値踏みするように俺は友紀を見下ろす。
モデルあがりの同僚と比べれば流石に一歩譲るが、それでも友紀のスタイルは眼を見張るものがあり、狭い浴室でも横になって上半身がつっかえるということはなかった。特に脚はーー本人も自慢にしているがーーこうやって爪先を天井に向け伸ばさせれば、そのすらりとした全容がわかるというものだ。
22:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:26:04.48 ID:Bh2qsw+10
「ん。んあぁ、ふぁあ…………っ」
そして、マングリ返しに尻をあげさせれば、さっきまで中指を立てられて悶絶していた膣口が、『本命』を待ちかねて涎を湛えているところであった。
俺もようやく服を脱ぎ捨てる。耐えかねた怒張はいつにもまして赤黒い。酒が入ると勃ちが悪くなりがちだが、今の興奮はそれを凌駕していた。顔の横に打ち捨てられた下着を見つめていた友紀も気づき、不安と期待の撹拌された惚け顔になる。幼顔に張り付くそれを見て俺は、歯を食いしばる。
思い出したことがある。
23:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:27:35.37 ID:Bh2qsw+10
友紀とこうなる前、何の弾みだったか、交際経験の話になった。
その告白は、その時はまったくの不意打ちだったように感じたが、冷静に考えれば当たり前の話だし、さらに冷静になればその瞬間も対して驚いていなかった気がする。これだけの見栄えで気が利いて明るくてしかも野球部のマネージャーなんて男所帯に入り込んでいて、そうならない方がむしろおかしい。
頭ではそう理解したし、まったく腑に落ちる話だった。だから別にその話は荒れることも当然なく、俺もいくらかの過去(しっぱいだん)を開陳して、全てが笑い話に終わった。
その別れの、友紀の表情が引っかかった以外は、何事もなく終わった。
そうケリをつけた、はずだった。
24:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:30:17.70 ID:Bh2qsw+10
痛がり方がおかしいと思った。いくらご無沙汰といっても前戯は存分に施したし、濡れ方も人並み以上で、何もそこまでーーまあ体も小さいし窮屈なのかという理解と、止めないでという友紀の懇願に圧され、無理やりに腰を進め、
ぶつん、という感蝕(かんしょく)と、じわり、と刺し漏れた朱が、俺に灼き付いた。
ぜんぶうそなんだ、
つきあったことなんかない、
25:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:31:23.44 ID:Bh2qsw+10
喜びもあった。
だが俺はその陰に眼をやった。
物分かりのいい理解のある顔をしておきながら、いざ「あなただけですよ」と言われればあっさりと安堵するその浅はかさ、自分は誰に操を立てたわけでもないくせに「あなたがはじめてですよ」と言われて喜ぶするその強欲。どのツラ下げてホッとしているのか。独占欲も大概にしろ。そもそも商品に手を出しているのは何処のどいつだ。誰よりも人を裏切っているのはお前独りじゃないのか。
思えば、最初の嘘で俺の心には罅(ひび)が入っていたのだろう。だが虚の、空っぽのままなら、どうにか自立できる程度の罅だった。自分で自分を騙せばどうってこともない嘘だった。
26:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:32:51.16 ID:Bh2qsw+10
俺も膝を笑わせながら立ち、雌尻を抱え直す。狭い風呂場で正常位で満足なグラインドなど無理な相談、横たわった丸太の片端を腰だめに持つようにして腰肉を掴み、正月の餅をつくように上から下へ腰を打ち据える。言ってしまえばガニ股の屈伸、側から見ればコントのような滑稽極まる動き。
ーーぐっぽ、ぬっぷっ、にゅじゅっ、じゅちゅっ、ぐっちゅっ、ばっちゅっ、どっちゅ、とっちゅ、
「はへっ、えへっ、んあっ、まあっ、まってぇ! えあっ、ふあっ、イクッ、イッ、んんぃっ、っ!」
27:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:35:17.43 ID:Bh2qsw+10
待つ、というほどでもなかった。
28:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:37:57.66 ID:Bh2qsw+10
最初、たどたどしい手つきのせいでその目的が読めなかった。
したいようにさせていてーー途中で意図がよぎって、正気を疑い、結果を見届けて、目を疑った。
寄せた両乳は変わらず足の下にあった。
それは不自然に交差していた。無理のある交差が、無理やり繋ぎ止められていた。
なぜなら、両の乳首が、親指と人差し指の間に、詰め込まれていたから。
29:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:40:01.27 ID:Bh2qsw+10
頭の中で旗が翻った気分だった。
恐る恐るその青写真に目を凝らし怖気を振るう。
自分の中にこうまで歪な行為が潜んでいたことに軽蔑が迸り、誰か汚らしい人間の思考を盗み見ているのであればと願い、そうでないことを悟る。
なぜなら、そうしたくなったから。
30:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:41:59.02 ID:Bh2qsw+10
もたらされた僅かの間隙に、喘ぎ交りの問いかけがにあがる。
友紀の目がいくらか焦点を結びはじめる。
そこに俺は、今し方精を溜めた瓶をかざした。
「これ、何だと思う?」
友紀の乱れ果てた精神の果て、僅かに残った正気が、疑問符を浮かべる。まだ飲めと、今更飲めと言うのだろうかという色。
31:名無しNIPPER[saga]
2019/10/13(日) 17:44:25.61 ID:Bh2qsw+10
「は……ぇ?」
友紀はその打ち込みを当初、一度抜かれた肉棒の再来と思ったはずだった。だが即座にその認識が誤りであることを悟った。
固い。
肉の硬さではない。人体の硬さではない。
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