過去ログ - 恒一「『ある年』の3年3組の追憶」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:26:27.10 ID:4DOG5YTr0

昔のことをふと思い出していると、ナオはさらに続けてこう言った。

「アタシ前聞いたんだけど、『いないもの』が一人は嫌だって言って、
おまじないが効かなくなったことがあるらしいじゃん。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:26:57.41 ID:4DOG5YTr0

帰り道、いつものように亜紀と一緒に下校して、
校門を出ようとしたその直前、ナオが声を掛けてきた。

「悪かった、キョウコ!
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:28:33.12 ID:4DOG5YTr0

◆No.15  Ikuo Takabayashi

クラス委員長の選定から、榊原君を『いないもの』とするまで、
ホームルームは赤沢さんの独壇場だったと言っても過言ではない。
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:29:10.55 ID:4DOG5YTr0

ホームルームが終わって、望月君と一緒に下校しようとした時、
ちょうど綾野さんも帰るところだった。

「綾野さん、残念だったね・・・」
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:29:44.38 ID:4DOG5YTr0

帰り道、川の土手で僕と望月君は、榊原君から色々質問を受けた。
今日のホームルームこと、このクラスの決めごとのこと・・・

「榊原君さ、転校してきてからこっち、色々と変に感じてることあるよね」
以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:33:22.07 ID:4DOG5YTr0

「じゃあ、見崎鳴って子はいるの?」

久々に聞いたその名前は、懐かしさすら感じられた。
僕と反対側の席に座っている、ボロボロの机と椅子を使わされて、
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:34:01.22 ID:4DOG5YTr0

◆Interlude II  Mr. Miyamoto

6月も終わりに近づき、その日は梅雨の時期にしては珍しく、
晴れ間が広がる心地よい天気だった。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:34:31.67 ID:4DOG5YTr0

この日の晩。間もなく午後7時になるが、
先日、夏至を迎えたばかりということで、まだ外は明るい。
職員室で帰る支度をする途中、外で人影が見えた。
見ると、久保寺先生がたたずんでいた。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:35:31.43 ID:4DOG5YTr0

そもそもこの二人がここにいる理由。
それは、先ほどの久保寺先生との会話を、三神先生が立ち聞きしていたようだ。
久保寺先生を見送って振り向くと、そこには、
何か物欲しそうな目をした三神先生がいたのだった。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:37:03.29 ID:4DOG5YTr0

◆No.10  Kenzo Kawahori

『いないもの』が二人になって、一ヶ月が過ぎた。
ホームルームで赤沢が新しい委員長になり、
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:38:18.69 ID:4DOG5YTr0

この日のホームルームに現れた担任の久保寺は、
なんかいつもと様子が違っていた。
ドアを開けてから教卓に着くまで、やたらと動きがクネクネしたいたのである。
おまけに、今日はなんか大きなカバンを持っている。
以下略



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