過去ログ - ネミッサ「いつかアンタを泣かす」 ほむら「そう、期待しているわ」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:43:36.53 ID:yAr9XARu0
「魔法少女まどか☆マギカ」×「デビルサマナー ソウルハッカーズ」
のクロスSSです。
自分がmixiの日記上でアップした小説を書き直しアップいたしました。皆様に何かしら残っていただければ幸いです。
・地の文が長いので苦手な方はご容赦を。
・台本形式ではなく、普通の小説を意識しています。
・mixiのときより読みやすくなるよう工夫しました。
・書き溜めてあります。即興ではありません。
・全体でメモ帳にして454KBほどです。
SSWiki :
ss.vip2ch.com
2
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:46:32.75 ID:yAr9XARu0
これは、祈り
ささやかな願いを叶えるため
以下略
3
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:48:19.43 ID:yAr9XARu0
ことは数分前まで遡る。
病室の個室で目覚めた黒髪の少女は、一人身支度を整えていた。
ストレートの長い黒髪はさらさらと美しく背中を流れる。その整った顔を含め異性どころか同性すら振り向かせるほどだが、残念ながら張り付いた陰鬱な表情がそれを損なっている。
年齢は、中学生だろうか。その美貌と細い指先に似合わない物々しい銃器を慣れた手つきで手入れをしていた。まるで、どこかの傭兵が戦場に向かうような手慣れた仕草で、作業を進めていた。持ち物といい、その端々の身のこなしといい、尋常な中学生のそれとは大きくかけ離れてた。
続いて、作業をしてたテーブルの上に装飾された宝石のようなものを並べる。似たような装飾のものが幾つかあり、その数を数えているようだった。
以下略
4
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:49:05.04 ID:yAr9XARu0
「きゃっ!?」
身のこなしや表情と違う、年頃の可愛らしい悲鳴を上げつつ床に身をかがめる。その視線の先にはテーブルに並べた宝石―グリーフ・シード―がある。そのなかの一つに球体はぶつかった。その衝撃で他のグリーフ・シードは飛び散り床に散乱する。幸い砕けるようなことはなかったが、球体がぶつかったグリーフ・シードはそのまま球体に包まれて天井近くまで持ち上がり静止すると、ゆっくりと床に降りてきた。少女に見る間に光る球体は徐々にその形を変え、女性のシルエットに変わる。背丈は少女よりやや高く、髪はショートボブの銀髪。体にフィットした、黒いレザーのような服装が長く細い肢体を包んでいた。
「あーっ! アタシはぁー、帰ってきたー」
以下略
5
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:50:42.89 ID:yAr9XARu0
「大事なものを勝手に使ってごめんなさい!」
ネミッサは平謝りするしかなかった。いくらなんでも人の物を勝手に使ってはいけないことくらいは学んでいる。だがまさか銃口を向けられるほど大事なものだとは思っていなかったが、その判断は少し間違っていた。
「だから貴女は何者なのか、説明なさい」
以下略
6
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:53:01.22 ID:yAr9XARu0
「アンタに害を及ぼすつもりはないわ。むしろお詫びしたいくらいなんだけど」
「……面会時間が終わるわ。長居されると詮索される。そろそろ出ていって」
「……ホント聞く気無い。わかったわよ。けど、アンタ相当な訳ありでしょ」
以下略
7
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:55:27.13 ID:yAr9XARu0
(テレビ画面から出てきて、それを悪魔以外にどう表現すればいいんだ)
ネミッサは心のなかで愚痴る。
「信じないのは無理もないけど、信じてくれないと話進まないんだよね。いっそ目の前
以下略
8
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/04(金) 20:56:46.74 ID:n9ABM1yCo
新章は近々始めますが、それにあたって作者からお願いがあります。
といっても、単に「作品の連載中、読んでる人は随時コメントをして欲しい」という、それだけです。
連載が終わってから纏めて、とかではなくて、“連載中に”コメントが欲しいのです。
ここでもmixiのコミュニティでも再三言ってることですが、私はSSの作者として、
以下略
9
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:56:56.34 ID:yAr9XARu0
『ホムラちゃん』と再会したのは翌日の、だいぶ日が高くなってからだった。真っ黒な髪にエンジェルリングが映える。やや暗めではあるが凛とした表情。スラリとした手足とスタイルは見間違えようがない。暇なネミッサにとっては格好のおもちゃであり、自分の望みを叶えるためのきっかけであった。警戒させないよう、わざと視界に入るように近寄り声をかける。
「こんにちは、ホムラちゃん」
ほむらのほうも目があった瞬間はさすがに驚いたようだが、日中街中で拳銃を向けるような真似はしない。陰鬱な表情を見せるとさっさと立ち去ろうとした。もちろんこれは合流するつもりがほとんどなかったからなのだが、ネミッサはしっかりと探し当ててしまった。
以下略
10
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 20:57:32.47 ID:yAr9XARu0
ほむらの話とネミッサの知識を混ぜると、『魔女』と『悪魔』の特徴がはっきりする。
悪魔は個体差があるが、基本的には人間のそれを凌駕する知恵をもち、自我がある。そのため、ある程度人間との交渉が可能である。人の魂を捕食することがあるが、高位の悪魔になると「信仰」という方法で力を蓄える事も可能で、一般にこちらは「神」と呼ばれる存在とされる。
魔女は個体差が異常に大きく、知識や人格などが確認できない。気ままに生き、気ままに人間を捕食する。「魔女の口づけ」という刻印を人間に付け操り、自分の結界内にその哀れな犠牲者を誘い込む。魔女は使い魔を産み、それがまた人間を襲う。使い魔は4〜5人ほど犠牲者を捕食すると自分を生んだ魔女と同じ姿、能力を持つように成長する。
人の魂を捕食する点としては同じだが、一番大きく異なる点は生まれ、だろうか。
悪魔は概ね魔界などと言われる人間界とは異なる世界で生まれる。そのため、人間界に来て留まるには非常に大きなエネルギーを必要とする。『召喚』であれば召喚をする人間がエネルギーを用意するため、比較的楽に人間界に来ることが出来る。だが高位の悪魔になればなるほど膨大なエネルギーを必要とするため、ほとんど来ることがない、あるいはできない。
以下略
11
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/01/04(金) 21:05:32.99 ID:g7BVZnyIO
続けて、どうぞ。3DS版をやったから
脳内でフルボイスだw
スプーキーズの登場に期待。
12
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/01/04(金) 21:20:48.21 ID:NkPC+dFfo
ハッカーズはメガテン側で始めてやったな
13
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/01/04(金) 21:51:49.18 ID:XmpW6g2mo
サマナーに違和感を覚えたのは自分だけじゃないはず
続けて、どうぞ
14
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/01/04(金) 22:12:39.32 ID:o9PMx2ovo
乙でした。
続きを楽しみにお待ちしています。
このネミッサはセクシーっぽいけど、どこまで行ったのかな?
蝿の王? キョウジ? それとも戦艦斬り達成済かな?
15
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/01/04(金) 22:37:25.07 ID:NNqXxQGio
>>1
を見て例のコピペを思い浮かべたのは俺だけではなかったようだ
16
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 23:00:48.63 ID:yAr9XARu0
ほむらが歩く後ろを、頭半分は高いネミッサがついていく。どんどんと人通りの少ない方にすすんでいるようだ。無口で前方を歩く黒髪を、ネミッサはぼんやりと見つめながらついていった。正統派すぎるその髪質が光沢を放っている。戦塵にまみれている様子がないのが、なんとも羨ましい。
(あれ? 完全にストレートってわけじゃないのね)
先を歩くほむらの腰まで伸びた後ろ髪が左右に分かれていた事に気づいた。何かこの無愛想な少女の隠れた茶目っ気のように感じられる。正面から見ると凛とした歩きなのだが、後ろの左右にはねた後ろ髪がピョコピョコ揺れてなんとも可愛らしい。
以下略
17
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 23:01:45.43 ID:yAr9XARu0
ほむらが歩く後ろを、頭半分は高いネミッサがついていく。どんどんと人通りの少ない方にすすんでいるようだ。無口で前方を歩く黒髪を、ネミッサはぼんやりと見つめながらついていった。正統派すぎるその髪質が光沢を放っている。戦塵にまみれている様子がないのが、なんとも羨ましい。
(あれ? 完全にストレートってわけじゃないのね)
先を歩くほむらの腰まで伸びた後ろ髪が左右に分かれていた事に気づいた。何かこの無愛想な少女の隠れた茶目っ気のように感じられる。正面から見ると凛とした歩きなのだが、後ろの左右にはねた後ろ髪がピョコピョコ揺れてなんとも可愛らしい。
以下略
18
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 23:02:40.72 ID:yAr9XARu0
不安定な結界を抜け、二人は先程と同じ所に戻ってきた。結界内をいくら歩きまわっても出口は同じというあたり、異界化に似ている。
ほむらは落雷の轟音でおかしくなった耳は治ったのだろう。いつもと変わらぬ風情で髪をかきあげる。その仕草すら様になっているのがネミッサにはなんとも憎らしい。本当にこの子は中学生なのだろうか。
「ま、こんなもんね。でも魔女ってのはもっと強いんでしょ?」
以下略
19
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 23:03:25.69 ID:yAr9XARu0
そんな余裕のある態度に、ますますネミッサは苛立つ。だがここが我慢のしどころとかろうじて抑える。
(あんの澄ました顔を涙でぐちゃぐちゃにしてやる!)
ほむらと別れたネミッサは、武器の用意を考えることにした。先ほど戦って分かったが、魔法だけで戦うよりは、接近戦でも戦える様な武器がやはり欲しい。せめて近づく攻撃や相手を払い、メインの魔法を叩き込めるように牽制が出来るようにしたい。このちっちゃくなった体では以前使った防具なんて合わないし、それを直すには時間がかかるだろう。取り敢えず悪魔の力が宿った銃や弾丸、ナイフあたりを用意する。そして余った武器をほむらに提供してもいい。携帯電話も用意しないといけない。ほむらから指示が来たらそれにも応じなくてはならない。多少時間があればネットワークに連れて行ってダメ押しでもしよう。マルスムのときみたいに、ネットワークを通じてあちこち引っ張り回してもいいかもしれない。これから忙しくなる。ネミッサは嬉しくなった。
以下略
20
:
◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/01/04(金) 23:13:36.25 ID:yAr9XARu0
筆者です。
>>16
、17がちょっとおかしいですね。コピペミスです。すみません。
お見苦しい点、失礼いたしました。
以下略
21
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/01/05(土) 01:05:54.42 ID:qrF4KEYmo
ソウルハッカーズとまどマギのクロスとはなんて俺得
横に長すぎて見難いから、適当なところで改行してくれるとうれしいかなーって
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