20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 22:50:41.90 ID:k84s6CBho
P「家庭の事情であれば、攻められて一番痛いのは、やよいでしょうね」
高木「やよい君の件については、私の方でも気にかけてはいるよ。やましい事は何一つないがね」
P「えぇ、それは分かっています。でも、飛ばしだろうが何だろうが、記事になってやよいの目に触れてしまえば大ダメージですからね」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 22:53:08.10 ID:k84s6CBho
高木「竜宮小町の場合、ユニットの不仲説、なんていうのも気にする必要はあるだろうなぁ」
P「無表情な3人が一緒に写ってる写真が1枚と”自称関係者”の証言があれば、どうとでもでっち上げられますからね」
高木「もっとも、水瀬君を叩くとなれば、水無瀬グループを敵に回す事になる。そんなことはまずしないだろうがね」
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2013/10/10(木) 22:53:34.74 ID:k84s6CBho
高木「おっと、グラスが空のようだね。遠慮せずに頼みたまえ。同じものがいいかな?」
P「いえ、次はせめてロックでお願いします……」
高木「そうかね? では私も同じものを」
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2013/10/10(木) 22:54:27.86 ID:k84s6CBho
高木「勘違いしてほしくないが、キミの事を悪く言うつもりは毛頭ない。だが、火のない所に煙を立てやすい状況だという事は理解してほしい」
P「正直、考えていなかった訳ではないんです。でも、考えれば考えるほど、”そういう立場”なんだ、って変に意識してしまって」
高木「無理もない話さ。実際、キミは良くやっていると思うよ。同じ男として見てもね」
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2013/10/10(木) 22:55:11.21 ID:k84s6CBho
高木「既婚者ならそういう話が出ない、という訳でもないがね。実際、よくない噂のある既婚のプロデューサーは何人もいる」
P「色々噂は聞きますけど、実際に記事として目にすることはありませんね」
高木「色々な力があるから、そういう事が可能なんだろうね。少なくとも今の765プロでは出来ない力技だよ」
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2013/10/10(木) 22:56:11.58 ID:k84s6CBho
P「実は……今度、音無さんと休日が重なった日に、一緒にドライブに行こうかと思っています」
高木「ほぅ?! なんだ、私が心配することなどなかったんじゃないか! はっはっは、おめでとう!」
P「ちょ、ちょっと待ってください! 早合点がすぎますよ!」
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2013/10/10(木) 22:57:06.22 ID:k84s6CBho
高木「なるほど、な。確かに、キミに対してプロデューサーに対する以上の感情を持っているアイドルは何人かいそうだね」
P「はい。自分で言うのも、自惚れているようで嫌なんですが」
高木「それで、音無君への告白が彼女達には悪影響になり得る、と。二人だけの秘密にする、という手もあると思うがね」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 22:57:58.80 ID:k84s6CBho
高木「どちらにしろ、ドライブまでには結論は出す必要はあるだろう」
P「はい。音無さんとの休日がなかなか合わないので、結果的に悩む時間が出来てしまっていますが」
高木「一つ、私の考えを言ってもいいかね?」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:00:42.27 ID:k84s6CBho
P「そうでしたね。その強さは俺自身が一番知っているはずなのに」
高木「ま、そういう事だ。後はキミが思う通りにするといいよ。そして色男の苦労を存分に味わうといい」
P「色男って……でも、ありがとうございます。すみません、こんな女々しい話をしてしまって」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:01:33.59 ID:k84s6CBho
高木「トップアイドル、か……」
P「なんですか? 急に」
高木「いや、ついに現実味を帯びてきたんだなぁ、と思ってね」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:01:59.28 ID:k84s6CBho
高木「さっきのキミではないが、彼女たちにとって今が大切な時だ。特に人事については慎重になる必要がある」
P「プロデューサー、マネージャーはアイドル達との信頼関係が最も重要ですからね」
高木「とはいっても限界はあるだろう。そうなる前に私に相談してくれたまえ」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:02:43.56 ID:k84s6CBho
P「俺は、765プロは今の人員がベストなんじゃないか、って思うんですよ」
高木「ん? さっきと言っていることが変わっていないかね?」
P「すみません、ちょっと酔いが回ってきました。ただの戯言だと思って聞いてもらえますか?」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:03:26.51 ID:k84s6CBho
高木「……他のプロダクションのようになる、という事か。良くも悪くも」
P「前に、俺が舞台のセリから落ちて入院した時があったじゃないですか」
高木「ニューイヤーライブ前だったな。そういえばあの時は天海君が……」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:05:07.35 ID:k84s6CBho
P「やっぱり、そうなんですね」
高木「まぁ本音が半分、黒井が怖いのが半分だろうがね」
P「でも、俺はやっぱりこれからも765プロみんなで一緒にやっていきたい。でも、人数がどんどん増えて行った時、『みんなで一緒に』やっていけるのか……」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:06:05.12 ID:k84s6CBho
高木「おいおい、まさか今すぐ私を蹴落として社長の座に着くつもりでいるのかね?」
P「べ、別に俺はそんな!」
高木「聞いてくれたまえ。おとなしそうな顔をして、私にとって代わることを考えているんだよ、この男は。酷い話だろう?」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:09:57.23 ID:k84s6CBho
バーテンダー「ありがとうございました。またぜひ近いうちにお越しください」
高木「あぁ、そうさせてもらうよ。ごちそうさま」
P「ごちそうさまでした」
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:13:36.40 ID:k84s6CBho
高木「それじゃ、今日はこの辺で。本当に一緒にタクシーに乗らなくて大丈夫かね?」
P「はい。ここからなら歩ける距離ですし。コンビニにも寄りたいですから」
高木「そうか。それじゃ、お疲れ様。気を付けて帰ってくれたまえ」
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 23:14:23.38 ID:k84s6CBho
以上で終了です。
前回から間が空いてしまって申し訳ありません。
読んでくれた方、ありがとうございました。
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/10(木) 23:59:54.14 ID:rewbkbLdo
乙
社長とガッツリ話すSS中々見ないから新鮮で面白かった
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/12(土) 00:00:57.11 ID:HVRc8CcGo
いいSSだった、かけ値なしに
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/15(火) 18:59:48.51 ID:Tdn2lMfxo
乙乙
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