20: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 16:51:08.39 ID:x2ueaAjJo
少しだけ、時は遡る。瑠璃の少女が病室の前へと立った時と同じころ。
病院一階の待合室にて冷笑的な少女が控えめな少女へと語りかける。
「今日のお昼休みに彼女に会ってきたわ」
21: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 16:52:33.63 ID:x2ueaAjJo
★◎
鬱屈なため息を吐きだして、壊れた少女は今へと戻る。
22: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 16:53:58.12 ID:x2ueaAjJo
「貴方がシテキタことを考えれば無理もないことです。
しかし、私は考えました。貴方という人物こそ私が手を組むのに相応しい、と」
「へぇ、何か企んでいるのね」
23: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 16:55:17.57 ID:x2ueaAjJo
★◇
「そう言えばさ、まどかのこと助けてくれたんだよね」
24: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 16:56:38.01 ID:x2ueaAjJo
★◎
邸宅、そう呼べるほどの大きな屋敷の一室でダイヤモンドのように煌めく少女が眠る。
25: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 16:57:59.93 ID:x2ueaAjJo
★◇
近代兵器を操る少女は市境を歩く、傍らに白いペテン師を伴って。
26: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 16:59:23.45 ID:x2ueaAjJo
「杏子が、一年以上も前に死んでいる?」
「その通りだ。
事情についてはマミが詳しいんじゃないかな。
27: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:00:57.77 ID:x2ueaAjJo
すみれ色の少女が風見野市を訪れてから、百六十八時間ほどが経過する。
件の少女は学校に併設されている市立図書館へと入り浸り時を過ごしていた。
28: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:02:20.00 ID:x2ueaAjJo
思索、想像。
手掛かりが足りない。が、類推する。
読んだ記事の信憑性については疑問が残るところだが、
29: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:03:42.23 ID:x2ueaAjJo
★∴
病院とお菓子の家。虚構と現実。二つが綯い交ぜになった異形の空間で軽やかな足音が刻まれる。
30: ◆FLVUV.9phY[sage]
2014/12/06(土) 17:05:02.66 ID:x2ueaAjJo
「誘っているのかしらね、大技を」
浅く笑う少女には、不相応な不敵さを漂わせ引き金を引き続ける。
小さな魔女と櫨染色の少女がゼロ距離で対峙する。
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