過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:29:25.63 ID:1ScxNNNj0
山奥のとある小さな集落。そこの民宿の部屋の窓から夜空に浮かぶ大きな月を見上げてため息をついた
少女は、後ろに振り返りともに部屋に泊まる二人の人物を見る。

仁美「まさかこのこのご時世にテレビすらない所に泊まることになるってびっくりだねあやめっち」

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:29:59.11 ID:1ScxNNNj0

数日前から突然武内Pに見えるようになったその幻は、眠っているときですら二人になにかを
訴えるように舞い続けており、彼にはそれが声なき声で助けを求めているのだと思わずには
いられなかった。

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:30:43.97 ID:1ScxNNNj0

その時3人のいる部屋のふすまが開き、この民宿の女将である老婆が食事を持って現れた。

女将「ごめんなさいねぇ遅くなって。まさかこんな時間に旅の方が来るなんて思ってなくて」

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:31:32.11 ID:1ScxNNNj0

女将「はぁプロデューサー……っていうのは確か、かなり偉い方じゃったような」

女将「そんな方が美人さん二人も連れてこんな所に来るなんて訳ありということかね」

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:32:34.94 ID:1ScxNNNj0

あやめ「武内殿、ここは女将の方に幻の容姿を伝えるべきだと思います」

武内P「……理由はなんでしょう」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:33:28.84 ID:1ScxNNNj0

あやめ「はい、そもそも前提としてお二人が幻を見ていることがすでにおかしいことなので」

あやめ「その幻に誘われて来たこの土地でなにも起こらないと考えるのが無理なわけでして」

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:35:10.70 ID:1ScxNNNj0

「知りませぬ」

あやめ「……では、ここに住む他の方たちに聞いて頂いても」

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:36:03.51 ID:1ScxNNNj0

「明日……いいでしょう。ですが本日はもうお休みになられたほうがよろしいかと」

「食事も置いておきます故、どうぞ急がずに、ごゆっくりと」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:37:19.17 ID:1ScxNNNj0

その時ふと武内Pと仁美は、いつの間にか視界の片隅で見えていた少女の幻がいなくなっている
ことに気付く。

仁美「あれ? そういえばさっきからあの子が見えないような……」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:38:36.76 ID:1ScxNNNj0

武内P「恐らくもう猶予がないのかもしれません。思い返せば女将さんの態度が豹変した時から」

武内P「あの子は視界の端から消えていたような気がします」

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:40:01.15 ID:1ScxNNNj0

走りながら襲ってくるモノがなにかを冷静に分析しつつ、武内Pとあやめは自分達をどこかに
案内しようと先を進む少女の幻も見る。
目指す場所は集落の外れにあるらしく、林の中を突き進みだした時などは一瞬躊躇いもあったが、
後ろから段々と数を増やして追いかけてくる亡者の群れのことを考えると迷っている暇もなかった。
以下略



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