過去ログ - まどか「無限の中のひとつの奇跡」
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1: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:37:37.92 ID:mLlw9Zym0





――きっとほんの少しなら、本当の奇跡があるかもしれない。そうでしょう?――







2: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:39:22.84 ID:mLlw9Zym0
――私は何故、こんな所に居るんだろう――

稲妻、少し間を置いて雷鳴。背にした鉄柵が闇に浮かび上がる。

――あれは一体、なんなんだろう――
以下略



3: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:40:01.61 ID:mLlw9Zym0





以下略



4: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:40:45.16 ID:mLlw9Zym0
「状況は極めて思わしくないようだね。だが、君には資質があるようだ。
 それもとても強い素質がね」

不意に門柱の上から聞こえてきた言葉。
仰ぎ見た丁度その時、雷光が声の主を闇に浮かび上がらせる。
以下略



5: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:41:25.73 ID:mLlw9Zym0





以下略



6:視点:巴マミ ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:42:43.84 ID:mLlw9Zym0
「手助けが必要かい?巴マミ」

季節外れの雷の夜。不夜城たるこの街とは思えない程の深い闇に沈んだ、水と緑の通学路。
私の背後で、良く知った声がする。

以下略



7: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:43:56.72 ID:mLlw9Zym0
「出来れば」

ぽつり、ぽつりと、大粒の雨が落ち始めた。

「ここは私の学校の近くだし、夜明けまでには掃討しておきたいのだけど」
以下略



8: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:44:48.47 ID:mLlw9Zym0
――バリバリドグオオオオオン――

耳を裂くような轟雷が至近で炸裂する。校舎屋上の避雷針を無視して、おおよそ校門の当たりで。
白く輝いた時計の文字盤は、0時丁度。

以下略



9: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:45:34.13 ID:mLlw9Zym0
「素敵――」

「マミ?」

「光と闇のconcerto――正に最強だわ」
以下略



10: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:46:24.25 ID:mLlw9Zym0
「それじゃ、次は貴方の番ね」

佐倉さんの方を向いて、にっこり笑ってみせる。

「マジかよ」
以下略



11: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:46:59.98 ID:mLlw9Zym0
***** Caution Caution Caution Caution Caution Caution Caution *****

※魔獣世界SS

※タイトル詐欺
以下略



12:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:48:23.21 ID:mLlw9Zym0
「――これで掃討完了、か?」

槍を杖替わりに突き、呼吸を整える。
雨はいつの間にか上がり、雷鳴もずっと向こうに遠ざかっている。

以下略



13:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:48:59.96 ID:mLlw9Zym0
「……」

無言で街灯の下に歩み出て来たのは、三つ編みお下げの黒髪に赤いリボン、赤縁眼鏡の少女。
しかし冴えない外見とは裏腹に、その無表情な瞳には、ベテランの風格を宿している。
力量はアタシやマミと同格、若しくはそれ以上だろう。
以下略



14:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:49:47.73 ID:mLlw9Zym0
「もう、大丈夫そうね。
 じゃ、自己紹介、いいかしら」

紅茶を飲み終え、幾分平静を取り戻したらしいそいつを
無垢な優しさで篭絡しようとするマミ。
以下略



15:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:50:27.32 ID:mLlw9Zym0
「――私はもうすぐ、そこの学校に転校してくることになっているの」

ふーん、マミの縄張りにもう一人増えるか。ま、アタシには関係無い。

「あら――ねえ、だったら試しに、私と組んでみる気はないかしら。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/10/03(月) 23:50:34.56 ID:23jmJ7pJ0
期待


17:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:51:16.08 ID:mLlw9Zym0
「そうね。暫らく貴方達と組んでみてもいいけど、条件があるわ」

「貴方達って、アタシとマミは別に組んでる訳じゃねーぞ。今日はたまたまだ」

「そうなの?」
以下略



18:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:51:55.54 ID:mLlw9Zym0
「なら、『命を粗末にしないこと、死に急がないこと』――
 約束ではなく、ただ心の片隅にでも、留めておいて貰えないかしら」

「ええ、いいわよ。その内容だったら、約束でも」

以下略



19: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:55:06.49 ID:mLlw9Zym0
取り敢えずここまで。

なんか今日はまどかの誕生日っぽいので、思い切って投下してみることにした。
無論書き溜めなんて殆ど無い。

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:31:05.87 ID:y+L6PeSH0
支援するぜ


21:視点:美樹さやか ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/04(火) 02:41:52.53 ID:oDJk8X6O0
「――絶対に餡入り焼き饅頭が邪道だなどという大人にはならないこと!」

朝のHR、のっけから全壊――全開な早乙女先生。はいはい、またダメだったんですね。
ちなみにさやかちゃんは餡入り派だと言ったら、仁美にゲジゲジを見るような目付きをされました。

以下略



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