過去ログ - P「響を忘れてた」
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1: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 12:20:53.01 ID:Az9zPVOa0
前作、P「貴姉……」の続き物になります。

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※初めて読む方へ

このSSは原作「アイドルマスター」の我那覇響メインのSSになります。
前作で書き忘r……いや、焦点に当てられなかった響について書いたり、貴音とPの新婚生活辺りに焦点を当てていきます。
突っ込みどころが多いとは思いますが、それでも良ければお付き合い下さい。

\はいさーい!/



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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/05/27(日) 12:23:44.99 ID:Az9zPVOao
響(今日は給料日ぃ〜! みんなに美味しいご飯を振る舞える素敵な一日ぃ〜!)

響(完璧な自分は給料も完璧ぃ〜! 実家のみんなもきっと待ってるぅ〜!)


以下略



3: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 12:26:32.85 ID:Az9zPVOao
最近幸せ太り(自分で作った料理にて)をし始めたプロデューサーことPは現在四条貴音の夫としてこの765プロで日々働いている。
元々は今の事務所の一階にある「たるき亭」という居酒屋にてアルバイトとして働いていた彼だが、765プロ社長「高木順二郎」の熱心(執拗とも言う)なスカウトにより入社。
そこで幼馴染の四条貴音と運命的な再開を果たし、現在に至る。その後、18歳ながらも仕事と恋愛を熟す敏腕プロデューサーとして知名度を上げ、度々バラエティ番組などで出演していたりと忙しさ極まりない時期を妻と共に過ごしていた。
そして彼はアイドルとは思えない形相の我那覇響から突き付けられた給料明細に目を通すために受け取る。
内心では経理などに関しては全く手を付けてない彼に「給料が少ない!」と文句を言われても「ファンをもっと増やして来い」としか言いようがない彼だが、困惑しながらもそこに記載されてある我那覇響とその家族達の今月の命を繋ぐ生命線を見ると、其処には驚きの数字が書き記してあった。
以下略



4: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 12:30:06.98 ID:Az9zPVOao
このプロデューサー。家族を既に亡くしており、祖父祖母も親戚もいない為、中学を卒業を卒業してから一人自力で生計を立てていた。
その生活は苦しくも、生きる為には仕方ない為、彼は人並みの青春を送る事を犠牲にしたのだ。
この経験談を、前に出演したご長寿番組「新婚さん! こっち来い!」にて話した所、多大な応援メッセージが事務所に届き、アイドル達を驚させたのはごく最近の事。
生活とお金は切っては切り離せない物、そして彼は彼女が一人で頑張って暮らしている事も知っている。
我那覇響の給料がどうしてこうなってしまったのか、原因究明の為に765プロ事務所担当の音無小鳥を二人は待つことにした。
以下略



5: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 12:34:11.19 ID:Az9zPVOao
数分後。
事情を説明する我那覇響、現実へと帰還するプロデューサー、夫の浮気と勘違いして頬を赤らめる四条貴音。
漸くさっきまでの状態まで身体機能を回復したプロデューサーは膝に自分の自慢の妻を座らせ、機嫌を取りながら再び給料明細に目を通す。
彼の膝の上は私の物とでも言うかのように上機嫌になる四条貴音は普段見せるクールな一面を脱ぎ去り、今は只の一人の妻となっている。
その二人の光景に「爆発しろ」と呟く某竜宮小町のプロデューサーは今は居ない為、二人の仲を邪魔する者が居らず、事務所はラブラブな雰囲気で充満し始めていた。
以下略



6: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 12:37:03.21 ID:Az9zPVOao
小鳥「って何だぁ! ただの給料明細じゃないですかっ! 脅かさないでくださいよまったくぅ〜!」

響「ただのじゃないぞっ!! 目かっぽじってよく見てよピヨコ!!」

小鳥「えーっと、響ちゃんの給料明細よね? これがどうかしたの?」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/27(日) 13:16:09.66 ID:hnQOEx4So
忘れてたおもろい


8: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 13:42:53.07 ID:Az9zPVOao
プロデューサーは走った。しかし数秒でその走りは歩みへと変わった。
明らかな運動不足。そして追いかける対象は運動神経抜群の活発系アイドル。追いつくわけがない。
まだ18歳だというにも拘らず、自身の肉体がこんなにも老化してるのかと驚きを隠せない反面、暇見つけてジョギングしようと心に決めるプロデューサー。
取り敢えず我那覇響が行きそうなところを荒い息を整えながら考えてみる事にした。

以下略



9: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 14:05:22.46 ID:Az9zPVOao
調子に乗っているプロデューサーの前に一匹のハムスターが現れた。
我那覇響の頭に乗っかり、我那覇響の本体とさえファンの間では噂されるハムスターのハム蔵だ。
ハムスターにしては人間の言葉を理解できるという恐ろしい理性を持っており、彼女の芸風を担う一端として日々付き添っている一匹。
しかし、そんなハム蔵がどうしていきなり彼の目の前に現れたのか。ハム蔵も実は家では猛ハムスターなのだろうか?

以下略



10: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 14:26:25.52 ID:Az9zPVOao
扉の先はまさにGANAHA JUNGLE。
飢えた猛獣たちの目の輝きが扉を開いたプロデューサーの下へ降り注ぐ。
唸るオウム、睨む蛇、踊るシマリス、飛び跳ねるうさぎ、鳴く猫、巨大な顎を開くワニ、吠える犬、飛ぶモモンガ。
まさしくここは――大ジャングル帝國。GANAHA JUNGLE!

以下略



11: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 15:43:02.70 ID:Az9zPVOao
意外にも片付いている部屋だなとプロデューサーは思いつつも、気絶したままの響をベッドに運ぶ。
恐らく強く頭を打って気絶してるだけだろう。息もしてるし穏やかだ。だが部屋に入った時のペット達の姿は穏やかじゃなかったが。
部屋に置かれた小さな机の上に座るハム蔵とプロデューサーは話をしてみる事にした。


以下略



12: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 15:59:53.26 ID:Az9zPVOao
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以下略



13: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 16:32:52.87 ID:Az9zPVOao
ハム蔵「何と……私がか?」

P「正直に言うと俺は響の事に関してはお前に劣ると思う。常日頃見れてる訳じゃないしな」

P「お前がそんなにも人間と同等の知性を持ってるなら十分やれると思うんだよ」
以下略



14: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/05/27(日) 16:53:00.56 ID:Az9zPVOao
一旦離脱します。そのまま投下したかったんですがこれから飲み会なので……。
帰ってきて余裕があれば再会したいと思います。月曜日も休みって素晴らしいですよね。


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/05/27(日) 17:02:54.23 ID:tk3brbEVo
一転してファンタジー色が強くなったな、おもしろいからいいんだけど




16: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/06/01(金) 22:14:01.75 ID:f4sf9lF8o
再開します


17: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/06/01(金) 22:18:00.70 ID:f4sf9lF8o
響「えええええええええええええっ!? ぷ、プロデューサー、ついに頭がおかしくなったのか!?」

P「失礼な奴だな! ついにってなんだついにって! 真剣に考えた結果だよ! ……それに全部ハム蔵に任せる訳じゃないぞ? あくまで物の試だ」

P「取り敢えず一週間はそれでやってみようぜ。ハム蔵、出来そうか?」
以下略



18: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/06/01(金) 22:19:44.32 ID:f4sf9lF8o
P「凄いじゃないか響! それとハム蔵! まさかこんな短期間でランクを上げるとは思っても無かったぞ……」

貴音「これも全て、響とハム蔵殿による努力の賜物ですよ」

P(あれからというものの、響は夕飯をよく俺達の家に来て食すようになった。時々連れてくるペット達も響が頑張っている事に喜びを感じてるようだ)
以下略



19: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/06/01(金) 22:23:18.95 ID:f4sf9lF8o
P「へっ?」

貴音「?」

響「ハム蔵、どういう事だ……? それ。聞いてないぞ、自分」
以下略



20: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/06/01(金) 22:27:25.85 ID:f4sf9lF8o
一人と一匹は少女の後を追って夜の街を駆け抜けた。
彼女の事だ、そう遠くは行ってはいないだろうが……プロデューサーはデジャブを感じた。
「響が事務所から叫んで出て行った時と一緒だ」――と。
当ても無い一人と一匹はイヌ美を連れてくれば良かったと後悔しながらも取り敢えず我那覇響宅へと向かう事にした。
歩いて行くにはプロデューサーのちんけな体力じゃ数時間掛かってしまう為、やむを得ずタクシーに乗って向かう。昔の彼ならお金が勿体ないの一言で走って向かったのだろうが、今の彼はそれなりに余裕があるのが救いだった。
以下略



21: ◆NbVYo5G9JI[saga]
2012/06/01(金) 22:30:48.01 ID:f4sf9lF8o
ハム蔵「響……お前に無理をさせたのは謝る。私達は今までしてきたことが一番だと思ってた。けどそれはお前の――」

P「――いや、ハム蔵。お前は間違っちゃいないよ」

ハム蔵「プロデューサー殿……?」
以下略



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