過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/04(月) 20:25:06.50 ID:EFobfW3IO
やよい「うっうー!プロデューサー!早く帰りましょー?」 
  
 やよい「今日はもやし祭りですから!」 
  
 やよいがプロデューサーの腕を引っ張りながら言った。 
  
 P「分かったから、あんまり引っ張るなよ?」 
  
 やよい「えへへー。すみません、プロデューサー!」 
  
 仕事が終わって事務所に戻って来たら、プロデューサーとやよいしかいなかった。 
  
 どこかで蝉が鳴いているのが聞こえる。 
  
 今は午後6時。 
  
 この季節は7時くらいまで明るい。 
  
 しかし、やよいはそろそろ帰らないといけない。 
  
 食事の支度に支障が出るからだ。 
  
 だから、やよいはプロデューサーにまとわりついて急かしている。 
  
 それにしても元気ね、と私は思った。 
  
 やよいは嬉しさを抑えきれない犬のようだ。 
  
 尻尾があったら振りまくっているに違いない。
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:30:36.62 ID:baZeknNso
 ここのところ真夏日が続いていた。 
  
 アイドルの中でも、連日の暑さで体調を崩している者も少なくない。 
  
 しかし、やよいは暑さの影響を受けているようには見えなかった。 
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:31:27.40 ID:baZeknNso
 日はすでに傾き始めている。 
  
 そのため、日中に比べれば涼しさを感じられた。 
  
 事務所は静まりかえっている。 
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:33:10.88 ID:baZeknNso
  
  
  
  
  
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:34:23.33 ID:baZeknNso
  
 __________回想__________ 
  
  
  
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:35:09.22 ID:baZeknNso
 その時なんの脈絡もなくプロデューサーの顔が浮かんできた。 
  
 な、なんであいつの顔が浮かぶのよ!? 
  
 やよい「伊織ちゃんもプロデューサーが好きなの?」 
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:35:55.17 ID:baZeknNso
  
  
  
  
  
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:36:38.38 ID:baZeknNso
 それなのに、どうして私の胸はこんなに痛むのだろう。 
  
 まるで、何かに締め付けられているかのように。 
  
 まさか、これって…… 
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:37:36.40 ID:baZeknNso
 あの日以来、私の目は気がつくとプロデューサーを追っていた。 
  
 無意識のうちにプロデューサーを見てしまう。 
  
 気になって仕方がない。 
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:38:12.10 ID:baZeknNso
 一つは、アイドルとプロデューサーという関係だからだ。 
  
 アイドルが交際すること自体許されない。 
  
 ましてや、プロデューサーとなんて。 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:39:04.18 ID:baZeknNso
  
  
  
  
  
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:40:04.75 ID:baZeknNso
  
  
  
  
  
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:40:53.45 ID:baZeknNso
  
  
  
 伊織の部屋 
  
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:41:35.83 ID:baZeknNso
 いつのまにか、涙が流れていた。 
  
 悲しいというよりは苦しみからだった。 
  
 やよいだったら、こんな苦しみを味わうことはないだろう。 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:42:48.49 ID:baZeknNso
  
  
  
 翌日 
  
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:44:27.66 ID:baZeknNso
 東京の夏はヒートアイランド現象で40度まで上がることもあるくらいだ。 
  
 溶けたアスファルトからは陽炎が揺らめく。 
  
 同じ温帯の都市でもここまでひどいところは少ないんじゃないだろうか。 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:45:16.13 ID:baZeknNso
 あいつはいるかしら? 
  
 伊織「……おはよう」 
  
 P「お、伊織か。おはよう」 
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:46:30.65 ID:baZeknNso
 P「まだいけるだろ。若いからな」 
  
 伊織「はぁ……ちゃんと休み取りなさいよ……」 
  
 プロデューサーがオフならデートに誘えるのに…… 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:47:23.78 ID:baZeknNso
 P「あ、そうそう。今度、CD出すことになったから」 
  
 伊織「は?なんであんたにそんなこと言われるのよ?」 
  
 P「竜宮じゃなくてソロだ。そっちは俺がプロデュースすることになった」 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:48:48.14 ID:baZeknNso
  
  
 夜 
  
  
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:49:32.68 ID:baZeknNso
  
  
  
  
  
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