過去ログ - やすな「ぬいぐるみとナイフとリボンの話」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 02:59:25.60 ID:sk2r3j6w0
あるひのひるやすみ
やすな「ソーニャちゃん!これ覚えてる!?」
ソーニャ「あー、何とか吉だっけ?」
やすな「ぴょん助だよ!可愛いぬいぐるみだったのにソーニャちゃんに弄ばれてこんな姿に…」
ソーニャ「弄ばれたとか言うな」
やすな「これ全然元に戻せないよ!ソーニャちゃん!責任とってぴょん助を元に戻して!」
ソーニャ「やだよ、めんどくさい」
やすな「いいから、やって!!!」
ぴょん吉を押しつけて本気の怒りを込めたやすなにソーニャは押された
ソーニャ「うっ、わかったよ、ほどけばいいんだろ。ほら、貸せ」
やすな「はい。では、よろしくお願いします。じゃあジュース買ってくるから、よろしく!」
ソーニャ「私の分も買ってこいよ」
やすな「オッケー」
教室からやすなは出ていった
ソーニャ「じゃあさっさと… む、ここは外せないな… ではこっちから…」
ソーニャ「あれ?どうやって結んだんだっけ… むっ、あれ、あっ」
ソーニャ(やばい)
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2
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:01:08.83 ID:sk2r3j6w0
数分後
やすな「おっまたせー」
やすな「って!! あ゙ あ゙ あ゙…」
以下略
3
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/06/12(火) 03:02:06.98 ID:sk2r3j6w0
つぎのひ やすみじかん
ソーニャ「待たせたな、あのぬいぐるみだが…」
ソーニャ「この手紙の場所に隠しておいたから 早く探し出してやるんだな」
以下略
4
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:03:39.44 ID:sk2r3j6w0
つぎのひ
ソーニャ「おっ、アレは見つかったか?」
やすなが教室に入ると、すでに着席していたソーニャがいつものトーンで聞いてきた
以下略
5
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:05:03.82 ID:sk2r3j6w0
つぎのひ 通学路
やすながいつもの道を歩いていると
ソーニャが腕を組んで塀に寄りかかりながら待っていた
以下略
6
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:06:35.67 ID:sk2r3j6w0
あさ 教室
やすな(ソーニャちゃん、私より先に行ったはずなのにまだ来てないなあ)
と、そこにソーニャが教室にやってきた
以下略
7
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:07:53.69 ID:sk2r3j6w0
ソーニャ「お・あ・い・こ・だとぉ?お前のぬいぐるみと私のナイフが?」
ソーニャ「ふざけるな!言っただろう!愛用しているナイフだと!」
やすな「私のだって昔から大事にしているぬいぐるみだよ!」
以下略
8
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:08:39.50 ID:sk2r3j6w0
ソーニャ「ほら やすな」
唐突にソーニャが大きめの紙袋を差し出してきた
やすな「? ソーニャちゃん、なにこれ。紙袋?」
以下略
9
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:13:20.43 ID:sk2r3j6w0
つぎのひ
ソーニャは朝からピリピリしながらやすなを待っていた
早ければ通学路、遅くとも授業開始前に目的の物を返してもらえると思っていた
以下略
10
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:15:06.79 ID:sk2r3j6w0
ソーニャ「…………あいつ…」
ソーニャはナイフと手紙を箱にしまった
そして、休み時間の許す限りの範囲で校内を探したが、やすなは見つからなかった
以下略
11
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:16:51.59 ID:sk2r3j6w0
やすな「あれ?今ソーニャちゃん「ありがとう」って言った?」
ソーニャ「いや言ってない。頼みたい事があるとは言ったかもしれない」
やすな「もう、ソーニャちゃんってば!」
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12
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:19:16.95 ID:sk2r3j6w0
ソーニャ「そうだ、女性が贈り主の場合には基本的にはそうするらしい。
軍人や傭兵関係筋ではよく聞く話だ。
といっても今の時代はナイフではなく銃火器にだがな。
名前や座右の銘とかをサインする場合もあるが、
それはお守りとして簡易的なレベルらしく最上なのはキスマークと言われているんだ」
以下略
13
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:20:19.35 ID:sk2r3j6w0
ソーニャ「いや、私もキスマークをつけないと…」
やすな「つけないと、って何に?もしかして、ぴょん助に?」
以下略
14
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:22:15.68 ID:sk2r3j6w0
やすな(こんな真面目な表情をしたソーニャちゃんを見たのって、初めて…?)
やすな(多分、仕事の時だけにする表情なんだろうな…)
やすな(そうだよ…これは…ソーニャちゃんの仕事のためにする“儀式”なんだ)
以下略
15
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:23:41.41 ID:sk2r3j6w0
やすな(やっぱりナイフだ、ソーニャちゃんの唇じゃない…残念…)
やすな(そうじゃなくて!集中しないと…!)
やすなは必死で想いをナイフに注ぎ込む、できれば、その先のソーニャまで届く様に
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16
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2012/06/12(火) 03:25:23.08 ID:sk2r3j6w0
始まって、どれくらいの時間が経ったのだろうか
やすな(ナイフじゃなくてソーニャちゃんとキスしてみたいなあ…)
キーンコーンカーンコーン♪
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:26:33.09 ID:sk2r3j6w0
ソーニャ「さて、と、私はちょっと家に戻る。三、四時間目は任せたぞ」
任せたぞ、というのは私の分も授業を聞いておけ、という意味である
ソーニャ「あとで一、二時間目の分は教えてやるからそれと交換だ」
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18
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:27:55.72 ID:sk2r3j6w0
それから数日後
教室
やすな「ソーニャちゃん!ソーニャちゃんのリボンちょうだい!」
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19
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:28:56.57 ID:sk2r3j6w0
やすな「スペアとかちゃーんとあるんでしょ?だから一組ちょうだい!」
ソーニャ「もらってどうする…お前も同じ髪型にするのか?」
やすな「違うよー。私ツインテールは似合わないと思うし…」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:30:23.59 ID:sk2r3j6w0
つぎのひ
ソーニャ「どうだ?分かったか?」
やすな「…分かんない」
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/12(火) 03:32:16.57 ID:sk2r3j6w0
またつぎのひ
やすな「やってみましたが、ソーニャちゃんの抱き心地はいつもより良かった気がしました」
ソーニャ「ブフォッ!!ゲホ!ゴホ!お前!いきなり何て事言ってんだ!」
以下略
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