1: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:06:18.30 ID:0I4NW87R0
注意事項
・武内Pもの
・武内Pもの
カタ、カタカタカタ
武内P「……」
ガチャッ
李衣菜「プロデューサー、プロデューサー!」
武内P「多田さん? 何かありましたか」
李衣菜「ちょっとやってみたいことがあるんで、そこに立ってもらっていいですか」
武内P「……? こう、ですか?」
李衣菜「はい、では行きますね。えいっ」ゴツンッ
武内P「……」
李衣菜「どうですか?」
武内P(そう自信満々に訊いてくる多田さんの顔は、私からは見えません)
武内P(なぜなら彼女は可愛らしい掛け声をあげると、けっこうな勢いで私の胸へと頭突きをしてきたからです)
李衣菜「……っ」
武内P「多田さん、どうしましたか?」
李衣菜「クビ……痛い」
武内P「けっこうな勢いでしたからね」
李衣菜「おかしいな……プロデューサーの胸って弾力があるのに」
武内P「あの……突然どうしたんですか?」
李衣菜「あ、この前みくちゃんと猫カフェに行ったんですよ」
武内P(事情を話し始めてくれましたが、私からは多田さんの後頭部しか見えません。頭突きをした体勢のままだからです)
pixivのリクエスト機能を利用して、CHeF氏に挿絵を描いていただきました。
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2: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:07:39.51 ID:0I4NW87R0
李衣菜「そしたら猫がけっこうな力強さで私の足に頭突きをしてきてビックリしたら、みくちゃんが『猫はおでこからフェロモンが出てて、好きな人に頭突きをしてフェロモンを付けるんだよ。自分のものだって。マーキングってやつにゃ』って教えてくれたんです」
李衣菜「それがわかると頭突きしてくる猫が可愛く見えたんで、私もマネしてプロデューサーにマーキングしようと思ったんです」フンスッ
武内P「なるほど。しかし多田さん、遊びだとはわかりますが、女の子が男に対してマーキングをするのはどうかと」
3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:08:07.86 ID:0I4NW87R0
※ ※ ※
幸子「ふふーん♪」
4: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:08:40.50 ID:0I4NW87R0
幸子「子犬の躾用ですからね。強く叩かなければこんなもんです」
武内P「痛くないのは助かるのですが……これがなぜ、ご褒美や印になるのですか?」
幸子「ふふーん♪ ではこの鞭が、お仕置きとご褒美、さらには印にもなる理由を説明しましょう!」
5: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:09:28.85 ID:0I4NW87R0
武内P「」
幸子「……ふうっ」ペカー
武内P(良い…笑顔です)
6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:09:55.74 ID:0I4NW87R0
智絵里「だ、ダメですよ幸子ちゃん。プロデューサーさんをイジめたら」
幸子「イジめてなんかいませんよ。浮気したお仕置きと、ボクのモノである印をつけていただけです」
智絵里「浮気……? プロデューサーさんから李衣菜ちゃんの匂いがすることですか?」
7: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:11:04.70 ID:0I4NW87R0
智絵里「ほら、ØωØver!! もキュート曲ですよ」
武内P「言われてみれば確かに……」
幸子「同じキュート属性なのに、カワイイボクとしたことが……ん?」
8: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:11:39.58 ID:0I4NW87R0
――
――――
――――――――
9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:12:15.57 ID:0I4NW87R0
武内P「――と、そういえば。服の下だから目立ちませんが、一応鞭の跡は確認しておきましょう」ヌギヌギ
武内P「……言われてみればわかる、程度の跡ですね。明日になったら消えているでしょう」
武内P「……消えたからまた付ける、と輿水さんが言い出さないといいのですが」
10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:12:54.98 ID:0I4NW87R0
武内P「あの……神崎さん? さすがに包帯をつけたままでは仕事がしづらいですし、この巻き方では奇妙な目で見られるので外してもいいでしょうか」
蘭子「ほう? 我との絆を外すと? 業腹だが、汝の生業《なりわい》には渉外もある。それに理解を示さないほど、我は狭量ではない(ええっ!? 外しちゃうんですか!? せっかくマーキングできたのに……でもお仕事で色んな人と会うから仕方ないですよね)」
蘭子「た・だ・し! 言の葉を紡ぎながら外してもらおうか!(その代わり、例の言葉を言いながら外してください!)
11: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:13:38.38 ID:0I4NW87R0
――
――――
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12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:14:06.60 ID:0I4NW87R0
武内P「あの……先ほども言いました通り、私はたいへん速水さんを魅力的だと、好意的に見ています」
奏「警戒しているようにしか見えないのだけど」
武内P「ただ、今は時期が悪いと言いますか……しばらく速水さんの手の届く範囲に近づくのは危険だと忠告を受けまして」
13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:14:38.09 ID:0I4NW87R0
奏「この匂いは……プロデューサーさんの香水?」
武内P「え、ええ」
奏「……へえ。珍しいわね、香水をつけるだなんて」
14: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:15:24.45 ID:0I4NW87R0
※ ※ ※
奏「みぃ〜かぁ〜……ってあなたどうしたのよ?」
15: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:16:16.36 ID:0I4NW87R0
美嘉「なっ……なっ……」
奏「……」
美嘉「だ、ダメだよありすちゃん。セッ……なんて口にしたら。年頃の乙女なんだから、もう少し婉曲的な言い回しができるでしょ?」
16: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:16:46.78 ID:0I4NW87R0
ありす「……」
奏「へえ、そうなの。ありすちゃんならもう贈り物をしたから、あなたも急いだ方がいいんじゃないかしら?」
文香「え……?」
17: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:17:19.19 ID:0I4NW87R0
奏「普段から接点のある年頃の男女が、ある日突然同じシャンプーの匂いがするようになる。自然と勘ぐってしまうじゃない」
文香「……勘ぐる? いったい何をですか?」
奏「二人が一夜を共に明かしたんじゃないか……ってね」
18: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:17:46.34 ID:0I4NW87R0
奏「そういえばCPのプロデューサーさんはもらったシャンプーを使っていたわね。これはどう意味かしら?」
美嘉「どど、どういう意味って……せっかくもらったんだから、使わないと失礼じゃない」
奏「そうね、そう思って使ったのかもしれない。でもね、可愛い妹分からのエッチな告白に、シャンプーを使用することで答えたかもしれないわね」
19: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:18:19.23 ID:0I4NW87R0
武内P『入ってもよろしいでしょうか?』
文香「あ……あ……あ……」ガタガタ
美嘉「だだ、ダメ! 今着替え! 着替え中だから!」
20: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:19:02.46 ID:0I4NW87R0
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21: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/03/15(月) 20:20:21.05 ID:0I4NW87R0
武内P「ええ。困ることもありますが、湯呑や押し花など受け取って嬉しいものもあり、怒るに怒れない状況です」
小梅「でも……これは、いけないよね」
武内P「これ……とは?」
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