1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:43:32.36 ID:DNOa7QlF0
こちらで投稿し直します
雑に絵にするとだいたいこんな感じの内容になります↓
up3.viploader.net
バビル7割 ジャイアントロボ2割 まどマギ1割ぐらいの配分
バビル2世を知らない方は↓ぐらいの認識でお願いします
バビル2世:正義?の最強の超能力少年。とにかく強い。冷徹無慈悲にして万事周到。
目的のためなら民間人の犠牲も何とも思わない。敵対したものは皆死ぬ。
異星人の末裔で、強力な三つのしもべを持っている。空条承太郎の元ネタという噂も。
ヨミ様 :悪?の帝王。バビル2世の宿敵で同等の力を持つ。どうも人類愛豊からしく、また部下思い。
宿敵に止めを刺す絶好のチャンスより、助けを求める部下の命を優先するほど。
(その部下を人質にとったのはバビル2世)
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:44:09.20 ID:DNOa7QlF0
中東の砂漠、その奥深くに静かにそびえたつ巨塔―――バベルの塔―――
砂の嵐に隠され、コンピューターに護られたその塔に、一人の少年がいた。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:44:48.98 ID:DNOa7QlF0
バビル2世と呼ばれた少年の傍らに姿を現した黒豹―――ロデム。
その正体はいかなるものにも変形することができる不定形生物。
バビル2世の忠実なるしもべの一つである。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:45:25.98 ID:DNOa7QlF0
―――日本 見滝ヶ原
バビル「いや、日本もこの40年で随分様変わりしたもんだ。僕が暮らしていたころとは何もかもが違う……」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:46:18.18 ID:DNOa7QlF0
バビル「でもそれほど深いものじゃない。しばらくもすれば目を覚ますはずだ……」
???「……………………」
バビル「うん? なにか視線を感じる。この人との事と関係があるのか?」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:46:53.08 ID:DNOa7QlF0
バビル「幻術か? しかしそれにしてははっきりとしている……それに、ここは悪意や憎悪に満ちている……」
バビル「とりあえず先へ進んでみよう……」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:48:03.04 ID:DNOa7QlF0
バビル「ふぅ、逃げてくれたということか。さて、これで異変が起きていることは明らかになったな」
バビル「そうすると先ほどの白い生き物、あれがカギを握っているはずだ。まだこのあたりにいるなら……」
???「(ここはひとまず撤退だ)」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:49:33.17 ID:DNOa7QlF0
路地から踵を返そうとしたとき、バビル2世は不意な声に呼び止められる。
???「待ちなさい!! キュゥべえをどうしようというの!!」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:51:32.51 ID:DNOa7QlF0
???「(危険すぎる……得体のしれないこの感じ、この人は危険よ)」
???「(なによりこのままじゃキュゥべえが危ない。私のたった一人の大切な友達なのに……)」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:53:06.42 ID:DNOa7QlF0
―――マミハウス
バビル「どういうわけか自分の家を思い浮かべていてくれて助かった。名は巴マミというのか」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:55:00.71 ID:DNOa7QlF0
バビル2世が少女をわざわざ家に送り届けたのには訳がある。
そちらのテリトリーであるところをこちらは押さえているのだぞ、という牽制の効果が大きい。
交渉を優位にすすめるための策であった。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage]
2011/07/28(木) 15:55:09.29 ID:VwF/CpQVo
この移動した対応はとても好感がもてるし支持するよ
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:55:52.50 ID:DNOa7QlF0
しかし今回ばかりは相手が悪い。
バビル2世が読み取るのは心の表層部分だけではない。
バビル「契約、奇跡、ソウルジェム、グリーフシード、魔女、結界、使い魔、魔女の口づけ……なるほど」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:56:35.95 ID:DNOa7QlF0
バビル「…………君はあの生き物を取り戻したい。僕は魔女や魔法少女について知りたい。利害の一致だよ」
マミ「違うでしょ!!」
バビル「なら言い換えよう。あの生き物は人質だと思ってもらっていい」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:57:45.34 ID:DNOa7QlF0
QB「無事?」
マミ「えぇ、この人たちにひどいことされなかった??」
QB「あぁ、『僕は』大丈夫だよ(先ほどの端末のロストのことか?)」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:58:27.73 ID:DNOa7QlF0
マミ「なっ!! まちなさ……」
バビル「とうっ」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 15:59:29.69 ID:DNOa7QlF0
『これは地球外の技術によるものだと考えられます』
バビル「やはりな」
『持ち帰ったデータと統合すると、複数の端末が情報を送り合い、定期的に同期し合っているようです』
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 16:00:15.94 ID:DNOa7QlF0
QB「昔は随分とご活躍だったじゃないか。アレは目立ちすぎるよ」
QB「それにね、極稀にいるんだよ。僕たちとの契約を必要とせずに妙な力を使う人間がね」
QB「そう、君のように半端に力のあるものは僕たちの計画の障害になる」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 16:01:02.19 ID:DNOa7QlF0
QB「魔女が生まれるとき、僕たちは膨大なエネルギーを回収することができる」
QB「先細っていく宇宙全体のエネルギー問題を解決するためには、そうしたエントロピーを凌駕したエネルギーが必要なんだ」
QB「たしかに、彼女たちが魔女となり、その生涯を終えるというのは人間からすれば悲劇的に思えるかもしれない」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 16:01:31.65 ID:DNOa7QlF0
バビル「それについても調べなくてはならないか」
バビル「契約宇宙人と敵対するにしても協力するにしても、まだまだ情報が足りない」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 16:02:03.08 ID:DNOa7QlF0
少女は状況を把握しきれず、ただ息を殺して男の様子を伺っていた。
暗くて初めは分からなかったが、目を凝らして見ると少年の傍らには黒い豹が寄り添っているのがわかる。
そして、そこへ二つのかしましい声が近づいてくる。
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