過去ログ - ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」2
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2012/06/05(火) 01:02:41.48 ID:Awj1Gu8/o
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ほむら「あなたは……」 ステイル「イギリス清教の魔術師、ステイル=マグヌスさ」
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2012/06/05(火) 01:04:04.57 ID:Awj1Gu8/o
――さて。
当たり前のように日常を謳歌し、文明の利器を扱う君たちに一つ面白い話をしてやろう。
この世界を構成するのに必要不可欠な道具やそれrを扱う知恵、形成された文化に娯楽とかその他色々全て。
以下略
3
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2012/06/05(火) 01:05:27.99 ID:Awj1Gu8/o
そんな哀れな少女たちの話を聞いて、君たちはどんな感想を抱いたかな。
どうしようもない愚か者だと嘲るか。
恥ずかしいほどに無知だと罵るか。
以下略
4
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2012/06/05(火) 01:06:34.63 ID:Awj1Gu8/o
――捻じ曲げられた物質が閃光を撒き散らし、解き放たれたエネルギーが怒号を掻き鳴らす。
単純に相手を破壊するためだけに束ね上げられた、複雑で異常なベクトルが結界を激しく震わせる。
結界に穿たれた穿孔から流れる、地球と結界外部に流れる自転と公転のエネルギーの塊だ。
以下略
5
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2012/06/05(火) 01:07:01.09 ID:Awj1Gu8/o
果たして――魔女の翼は、健在。
途方も無い力を受け止めて、さらに数千メートル上空へ押し流されながらもなおその存在を維持し続けている。
「はっ、薄気味悪いナリの割にはなかなか良い素材で出来てるじゃねェか。何製なンですかねェ……?」
以下略
6
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2012/06/05(火) 01:07:57.86 ID:Awj1Gu8/o
(これ、は……!?)
時間が捻じ曲げられる。
以下略
7
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2012/06/05(火) 01:08:31.10 ID:Awj1Gu8/o
――遥か頭上で行われる決戦を尻目に、まどかは翼のもがれたつぎはぎの魔女を立たせる事に成功していた。
「ステイル君……」
以下略
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2012/06/05(火) 01:09:00.61 ID:Awj1Gu8/o
「マミさん……?」
無重力空間を無気力に漂いながら、まどかは身体を振って周囲に目を配る。
けれどもそこに期待していた人影は無い。
以下略
9
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2012/06/05(火) 01:10:09.50 ID:Awj1Gu8/o
まどかは同じように浮かび上がる魔女を右手で抱き締めると、目を閉じた。
そしてわずかな間を置いて、ふたたび開いた。
目の前に広がる崩壊する灰色の大地は、光の差さない暗闇の大海へと姿を変えていた。
以下略
10
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2012/06/05(火) 01:11:40.07 ID:Awj1Gu8/o
極限にまで研ぎ澄まされて、引き伸ばされた、刹那にも満たないわずかな瞬間。
以下略
11
:
やっちまった……sagaで
[saga]
2012/06/05(火) 01:13:06.47 ID:Awj1Gu8/o
それはあまりにも唐突だった。
前触れと言える前触れは何も無い。
強いて挙げるならば、天使と魔女の翼が六度交差したことだろうか。
以下略
12
:
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[saga]
2012/06/05(火) 01:13:33.19 ID:Awj1Gu8/o
………………え?
朦朧とする意識の中で、ふと思考が働いた。
以下略
13
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[saga]
2012/06/05(火) 01:14:02.79 ID:Awj1Gu8/o
「――そんなこと、ない!」
……あっ。
以下略
14
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(神奈川県)
[saga]
2012/06/05(火) 01:14:30.15 ID:Awj1Gu8/o
「ねぇ、ほむらちゃん。聴こえない?」
そう言って、彼女は笑い、左手を上げた。
手首から先が無い。虚無だけが残る空っぽのがらんどう。
以下略
15
:
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[saga]
2012/06/05(火) 01:15:00.37 ID:Awj1Gu8/o
「私には、ほむらちゃんを地獄の底から引きずり上げる力なんてない」
それを拒絶と捉えてしまうのは、自分の失われた心が脆弱だからだろうか。
以下略
16
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2012/06/05(火) 01:15:37.42 ID:Awj1Gu8/o
良きときも
悪きときも
以下略
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[saga]
2012/06/05(火) 01:16:25.27 ID:Awj1Gu8/o
――あまりにも眩く、直視することを憚られる温かい光に晒されながら。
ほむらはふたたび現世に舞い戻った。
しっかりと形のある左手に、彼女の持つ魂の輝きを携えて。
以下略
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2012/06/05(火) 01:16:56.87 ID:Awj1Gu8/o
考えている間にも光は収束していき、やがて薄れて消えていった。
それを見届けると、ほむらはまどかの顔を覗き込み、首を傾げた。
話を聞かせて、のポーズだ。意図を察してくれたらしいまどかはすぐに頷いてくれた。
以下略
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2012/06/05(火) 01:17:34.92 ID:Awj1Gu8/o
――実際のところキュゥべぇ、正確に言えばインキュベーターの関心は既に他に向けられていた。
結界より下ること、六〇〇〇キロ以上。
直径約一二〇〇〇キロメートルの地球。
以下略
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2012/06/05(火) 01:18:02.41 ID:Awj1Gu8/o
「予想よりもずいぶん早いご到着だな。面倒事はこのババァに押し付けてトンズラ決め込む予定だったんだが」
「いい加減にしておけよ小娘」
以下略
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(神奈川県)
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2012/06/05(火) 01:18:31.53 ID:Awj1Gu8/o
「君は何を言っているのか自分で理解しているのかい?」
「そちらこそ、自分が何を言っているのか理解しているのかな」
以下略
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