過去ログ - 恒一「『ある年』の3年3組の追憶」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:14:10.90 ID:4DOG5YTr0

◆Interlude I  Shoji Kubodera

こんな酷いことが、本当にあっていいのか?
信じられない惨状が、目の前で広がっていた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:14:58.10 ID:4DOG5YTr0

これから、我がクラスはこのような惨劇が、
来年の3月まで、立て続けに起きるのだろうか?
教え子が死ぬのをただ黙って見続けるのは、どうしても避けたい。
教師として、これほど辛く悲しいことはないからだ。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:15:51.63 ID:4DOG5YTr0

◆No.8  Tomohiko Kazami

ゆかりが、死んだ。

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:16:25.17 ID:4DOG5YTr0

二日後、僕は学校を無断で欠席した。
そして僕は今、斎場に向かって自転車を走らせている。
カゴには通学カバンと、新聞紙で包んだチューリップの花束・・・
先月、榊原君のお見舞いに行った時に買った、
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:17:09.89 ID:4DOG5YTr0

「これは・・・」

「は、はい。この場に相応しくないことは重々承知してますが、
どうしても・・・あ、本当にすみません」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:17:48.63 ID:4DOG5YTr0

天井も窓も、床も全てが深紅に染まっていた。
いや、それだけではない。空も地もありえない位、真っ赤な世界だった。

「ここはどこだ・・・」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:19:26.22 ID:4DOG5YTr0

◆No.2  Aya Ayano

桜木さんが亡くなった数日後のある日のこと、
私は学校をずる休みした。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:19:53.26 ID:4DOG5YTr0

思えば、私が演劇部に入る過程や、部活での出来事は色々あったなぁと、
ふと、これまでの出来事を顧みてしまう。

走り幅跳びで顔から突っ込んだり、授業でもよく居眠りしたり、
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:20:46.94 ID:4DOG5YTr0

こうして、同じクラスとなった今でも大切な親友のことを思い出しながら、
私はこういっちゃんに、泉美のことを中心に教えてあげた。
『いないもの』の説明はできないから、
せめて、泉美の力となってクラスでもうまくやってあげたかった。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:21:23.32 ID:4DOG5YTr0

どれだけ私は、泣き叫び続けていたのだろうか。
パトカーもやって来て、警察官まで姿を見せている。
そして、目の前には幼子をあやすように、心配するこういっちゃんがいた。

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 21:21:57.31 ID:4DOG5YTr0

◆No.25  Takeru Mizuno

最近、姉貴の様子がおかしい。

以下略



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