過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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1:1 ◆ySV3bQLdI.[sage]
2011/04/22(金) 00:21:06.94 ID:Nr8ofJqk0
特撮ドラマ『牙狼〈GARO〉』と『魔法少女まどか☆マギカ』のクロスオーバーSSです。
まどかは基本的に第10話時点での設定で進めます。
その為、勝手な予想、妄想、設定の改変等が入るかと思います。ご了承ください。

時系列としては、まどかは最初から。
牙狼は暗黒魔戒騎士篇(TV本編)→白夜の魔獣篇(OVA)→RED REQUIEM(劇場版)終了後から更に後、
使徒ホラーをすべて封印した直後くらいと考えています。

牙狼の映像作品はすべて目を通しましたが、小説、設定資料集は未読。
その為、設定と食い違う可能性があります。また、意図的に改変する場合もあります。
進めながら、なるべく購入してチェックするつもりですが、
詳しい方はどんどん突っ込みを入れていただければと思います。
その際、軌道修正できるものは修正。できなければ独自設定ということで補完をお願い致します。

PS2ゲーム、パチンコはプレイしていません。これに関しては今のところ予定はありませんので、
経験者の方、使えそうなネタがあれば是非教えていただければ幸いです。
(ゲーム・設定資料集はプレミア価格なので。
パチンコでは本編に出ていない色んな技名があったりするとか聞いて、気にはなってるのですが……)

以上、長々と前書きを失礼致しました。



2:1 ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:23:15.13 ID:Nr8ofJqk0

 私は知らなかった。
この世界には、とても人智の及ぶものではない、謎めいた存在が数多く潜んでいるということに。

 それはすぐ近くにいるのに、誰も気付かない。気付けない。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/22(金) 00:26:21.40 ID:glfpgIDDO
期待


4: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:26:42.15 ID:Nr8ofJqko

 私は悲嘆し、絶望に暮れた。大切な人が傷つき、助けを求めていても何もしてあげられない。
無力感に苛まれ、歯痒さから私の心までも黒く諦観に染まりかけた時――

 私を救ってくれた人がいた。
以下略



5: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:29:36.73 ID:Nr8ofJqko



第一話「終焉」

以下略



6: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:31:29.94 ID:Nr8ofJqko

「あの野郎……やっぱりいやがった」

 憎々しげに呟いた先には、黒い人影が円い月に照らされ、ぼんやりとした輪郭を浮かび上がらせていた。
背中に刺繍された、二本の連結された剣の紋章が月光を反射している。
以下略



7: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:33:57.27 ID:Nr8ofJqko

 ――この男はあたしの商売敵だ。
いや、商売じゃないから商売敵という表現は少し違うか。かと言って、他に適当な表現も見つからない。

 二週間ほど前、ふらりと街に現れたこいつは、ことごとくあたしの先回りをしては結界を潰して回っていた。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/04/22(金) 00:34:53.45 ID:fk7C7RHE0
このクロスを待ちわびていた!
だが零が先に出てくるとは予想外だ



9: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:37:08.88 ID:Nr8ofJqko

「今日という今日は身体で分からせてやんなきゃ駄目みてーだな!」
 
 杏子は槍を突き出して男に突進する。
 殺しはしない。歯か骨の数本も叩き折ってやる程度で済ませるつもりだった。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage]
2011/04/22(金) 00:38:03.32 ID:LTYFE8WAO
いつも気になるんだけど、何でみんなそんなに牙狼好きなの?

俺も好きだけど正直JAM Project関連ってだけでマイナー作品のはずなのに




11: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:40:01.72 ID:Nr8ofJqko

 が、数秒経っても衝撃は襲ってこなかった。
 スタッと軽い着地音。目を開くと、男の顔が間近にあった。

「怖がらなくても、女の子の顔を蹴るなんてしないよ」
以下略



12: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:42:08.21 ID:Nr8ofJqko

 もっとも、いくら威力と速度だけが優れていようと、要はただの打ち下ろし。
避けるのは容易い。そんなことは杏子とて分かっていた。これで退くと考えたのだ。
 砕けたコンクリートの破片が飛散する。そのうちの幾つかが互いの身体を打つが、どちらも退きはしなかった。

以下略



13: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:44:06.08 ID:Nr8ofJqko

「そうすると俺の仕事が増えるんだよ。ほら、俺も余計な仕事は増やしたくないし」

「っ! だからあたしの質問に答えろっての! だいたいテメーは何で、いつもいつもあたしの先回りしてんだよ!」

以下略



14: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:46:25.91 ID:Nr8ofJqko

 だが、最早そんなことはどうでもいい。

「いや、かわいいからつい、な」

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage]
2011/04/22(金) 00:49:08.40 ID:4HM9Sz5AO
JAM関連というよりは雨宮関連じゃないかな
メジャーになったのはパチの影響デカいだろうけど内容はカッコいいし面白いし、見たら好きになるだろう


16: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:49:57.91 ID:Nr8ofJqko

 驚いたのはそこからだ。
 屋上の縁まで逃れた男は、先ほどの再会時と同じ、まるで友人に挨拶するように笑顔で手を挙げたのだ。

「ってことで、そっちが追ってる方は任せたぜ。元々、俺の本業じゃないし」
以下略



17: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:53:35.51 ID:Nr8ofJqko

「あぁぁあああああああ!!」

 杏子は叫んで柵に駆け寄った。
 まさかとは思ったが、男は屋上から飛び降りてしまった。これで死んだら寝覚めが悪過ぎる。
以下略



18: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:56:48.82 ID:Nr8ofJqko
 
 ――つい二週間前、あいつと出会うまでの間、あたしは誰とも深く関わらなかった。
家と家族をなくしてからというもの、ずっと独りで生きてきた。

 他人に生の感情を剥き出しにしたことも、会話と呼べるほど多くを喋ったのも久しくなかった。
以下略



19: ◆ySV3bQLdI.[saga sage]
2011/04/22(金) 00:58:05.39 ID:Nr8ofJqko
 そもそも、あいつは何者なんだ?
 魔法少女とは違う――大人だし男なのだから当然だが――グリーフシードも必要としない剣士。

「ゼロ……」

以下略



20: ◆ySV3bQLdI.[sage]
2011/04/22(金) 00:59:34.58 ID:Nr8ofJqko

「見滝原か……そういや、あそこには……」

 杏子は男の言葉を思い出す。
 次の仕事場、見滝原。どこかで聞き覚えのある街の名だと思っていた。
以下略



21: ◆ySV3bQLdI.[sage]
2011/04/22(金) 01:06:06.38 ID:Nr8ofJqko


 夜が明けて朝が始まる。ごく普通の女子中学生――美樹さやかは、
いつものように起きて、いつのものように支度をし、親友二人と待ち合わせて登校する。

以下略



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