過去ログ - 澪「シンクロナイズドドリーミング」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 15:53:42.63 ID:ROM1DOs8o


 「ようこそ澪ちゃん、恋の願いを叶える夢の世界へ!」



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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 15:54:44.33 ID:ROM1DOs8o

急にそんな事を言われた私は、しばらく呆けていたと思う。
呆けても仕方ないと思う。だって急だったんだから。

いや、いやいや、落ち着け。落ち着け私。まずは状況を把握しよう。
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 15:55:45.05 ID:ROM1DOs8o

黒唯「というわけで、私との恋愛成就目指して頑張ろうね、澪ちゃん」

澪「私と、って・・・ちょっと待って、質問していいか?」

以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 15:57:21.82 ID:ROM1DOs8o

黒唯「ふふふー、知ってるよ? 私は唯であり、私でもあるけど、澪ちゃんでもあるんだからね」

澪「そ、それってどうい、う、いや、私は唯のことをそんな風には別に!」

以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 15:58:25.91 ID:ROM1DOs8o

彼女「最初に申し上げた通り、この夢は私が貴女に見せている夢です。貴女の夢という舞台を借り、演目だけ私が決めている状態ですね」

澪「け、敬語なんだな」

以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 15:59:46.49 ID:ROM1DOs8o

澪「・・・それで、あなたは私の恋愛成就のために唯を演じてくれる、と。夢の中であなたを相手に練習しろと」

彼女「理解が早くて助かります」

以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:01:13.51 ID:ROM1DOs8o


黒唯の髪が黒いのは、私の要素が含まれているからだろうか。
でも、そうだとしてもちょっと再現性低くないか? 唯はあんなに性格悪くないぞ?

以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:03:38.14 ID:ROM1DOs8o
***


確かに、初めて会った時から、どことなく放っておけない子だとは思っていた。
よく喋り、よく笑い、見ていて飽きない子であると同時に、集中力があまり無かったりギターについて何も知らなかったり勉強が不得意であったりと危なっかしくもあった。
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:04:57.75 ID:ROM1DOs8o
**


そんな夢を見た翌日の事。
今日は律がやらかしたせいで軽音部が部活として認められていないことが明らかになったが、唯の幼馴染である和さんが助け舟を出してくれて事なきを得た。
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:06:09.86 ID:ROM1DOs8o
>>9
うわっ、カギカッコめっちゃズレとる・・・


11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:07:20.68 ID:ROM1DOs8o



澪「――それにしても、細かい所までちゃんと再現されてるんだな」

以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:08:23.28 ID:ROM1DOs8o


澪「じゃあ、現実にあった出来事まで見えてるわけじゃないんだ?」

黒唯「一応建前上は、ね。でも、この場ですることは反省と予習復習が主だから」
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:12:18.99 ID:ROM1DOs8o


黒唯「・・・」


以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:13:06.14 ID:ROM1DOs8o


立てかけてあるギターを手に取り、彼女は唯の顔を作り、いつもの唯のように楽しそうにギターを弾き始める。
そして私は・・・

以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:14:28.62 ID:ROM1DOs8o
**


唯律紬「出来た!?」

以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:15:09.83 ID:ROM1DOs8o


・・・そんなこんなで、最終的にボーカルは唯がやってくれる事になった。
ただ、ギターとボーカルの両立はなかなか難しいらしく、さわ子先生が唯に付きっきりで特訓する、という流れに。

以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:17:05.59 ID:ROM1DOs8o



黒唯「――で、お礼は言わなかったんだね?」

以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:19:06.18 ID:ROM1DOs8o
**


しかし、そんな私の決意に反して、汚名返上の機会は全く訪れなかった。
さわ子先生との特訓という名目で、唯は放課後は部室に来ずに先生の家へ直行しているからだ。
以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:20:36.28 ID:ROM1DOs8o



黒唯「でも真っ赤になって倒れながらも引き受けてくれたんだから私は感謝してるよ」

以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:21:23.71 ID:ROM1DOs8o


彼女「・・・メールをしよう、と提案したのは私です。その結果平沢唯が喉を枯らし、貴女が重荷を背負う羽目になったのですから、責任くらいは感じます」

澪「へぇ・・・」
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:23:18.40 ID:ROM1DOs8o
**


まあ、理屈はわかるんだ。共に立つ舞台で格好いい完璧な演奏を見せれば唯の気を引けるかもしれないっていう、その理屈は。
実際、唯ほどではないけど私もベースを演奏しながら歌を歌うのは難しかったから、そこに協力してくれた彼女には感謝している。
以下略



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