過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」短編集
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/13(土) 19:06:44.05 ID:OcKQEmd6o
・はたらく魔王様! 真奥×恵美

・恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」 ex14.vip2ch.com
 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」2巻 ex14.vip2ch.com
 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻 ex14.vip2ch.com
 が前提の日常話です。

・原作七巻(短編集)の要素が多少あり

・原作でも明言されていない部分の独自解釈あり

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:07:25.12 ID:OcKQEmd6o
【家族でお買い物】

恵美「そういえばこないだ話した、貞夫の知り合いの子のことなんだけどね」

梨香「ああ、言ってたね。何かあったの?」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:08:08.08 ID:OcKQEmd6o
梨香「げほっ、ちょ……恵美、え、それ何? 真面目な話?」

恵美「ごく真面目よ」

梨香「……家庭の事情、ってのは聞かないけど……え、じゃあ貞夫さんと、その、結婚するの?」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:08:41.61 ID:OcKQEmd6o
電車の椅子に座って、窓から外の風景を眺めるアラス・ラムスに注意する。

恵美「こら、アラス・ラムス、お靴脱ぎなさい」

アラス・ラムス「あん、やーの」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:09:10.95 ID:OcKQEmd6o
恵美「ぱぱと同じ匂いがするんだって言うのよ、通りがかると」

真奥「んー……そんなに匂い付いてるかな?」

彼は自分の手をくんくんと嗅いだあと、
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:09:51.89 ID:OcKQEmd6o
ベビー用品売り場に辿り着き、店員さんに布団の話を聞く。
親切な店員さんで、色々と細かい説明をしてくれた。
やはり通販ではなく店に来て良かった。
ちなみにアラス・ラムスは貞夫の腕の中で眠っている。

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:10:20.51 ID:OcKQEmd6o
フロアを移動する。
三人で寝るための大きいベッドも欲しいと思っていて、どうやら家具のあるフロアもあるようなのだ。

真奥「お、この辺じゃね」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:10:49.36 ID:OcKQEmd6o
真奥「さすが、広いな」

いつも寝ているベッドは、本来親子で寝られるようなものではない。
アラス・ラムスの寝相が良いから何とかなっているが、ぎゅうぎゅうだ。
それに比べて、このベッドは余裕を持って寝られる。が――
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:11:20.33 ID:OcKQEmd6o
真奥「ほら、アラス・ラムス」

アラス・ラムス「まぐろばと!」

手渡された紙袋に目を輝かせるアラス・ラムス。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:11:47.49 ID:OcKQEmd6o
しかし、公園で三人でベンチに座り、ご飯を食べている私達の姿は……

真奥「まるで、本当に親子みたいだな」

彼が、私の思っていたことを言い当てた。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:12:14.22 ID:OcKQEmd6o
がたんごとん、と電車が揺れる。
同時に、腕の中と、肩にかかる重みも。

恵美「うう……」

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:12:47.79 ID:OcKQEmd6o
【聖職者の悩み】

鈴乃「……しかしなんだな、これが魔王軍幹部の姿とはな」

漆原「その側で茶を飲む聖職者に言われたくないんだけど」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:13:15.35 ID:OcKQEmd6o
漆原「それもどうなのかなー」

鈴乃「……何?」

聞き返すが、漆原は鈴乃を振り向くことなく続ける。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:13:48.46 ID:OcKQEmd6o
漆原「あいつアラス・ラムスにはお菓子買ってやったりするんだよねー。僕が通販で買うと怒るくせに」

唇を尖らせ文句を言う漆原。
その姿に、鈴乃は疑問を抱いた。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:14:19.93 ID:OcKQEmd6o
漆原「……ま、何よりも」

鈴乃へ向けていた視線をパソコンに戻した漆原は、

漆原「こんな最高の暇つぶしアイテムは魔界にも天界にもないしね。人間やばい、マジやばい」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:15:05.69 ID:OcKQEmd6o
【嫁と姑】

恵美「……重いわね……安売りしてたからって買いすぎでしょこれ」

芦屋「貴重なタンパク質だ。冷凍すれば一ヶ月はいける、問題はない」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:15:37.62 ID:OcKQEmd6o
芦屋「……呼び名と言えば。貴様は私やルシフェルを日本の名で呼ぶのだな、エミリア」

恵美「え? ああ、そうね、意識してなかったけど……」

ベルについては魔王城の面子と離れた「エンテ・イスラから来た人間」という意識が強いのだが、芦屋や漆原は……
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:16:13.99 ID:OcKQEmd6o
アラス・ラムス「まま、あたしあけるの!」

恵美「はいはい」

魔王城に着き、ドアを開けたがるアラス・ラムスを抱っこする。
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:16:44.88 ID:OcKQEmd6o
そのとき横で荷物を冷蔵庫に入れる芦屋が、ふと気づいたようにこちらを振り向いた。

芦屋「そうだエミリア、今度携帯を買いに付き合ってくれ」

恵美「え? あなた携帯買うの?」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:17:16.06 ID:OcKQEmd6o
【もう一つの恋心】

千穂が事務室に入ると、そこには一人の男の姿。

真奥「……ん、ちーちゃんも休憩か?」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/13(土) 19:17:45.89 ID:OcKQEmd6o
千穂(けど、……こういう形になっちゃうとは思わなかったなぁ)

真奥と恵美の前に、実の子ではないとはいえ娘であるアラス・ラムスが現れたのはつい先日だ。
結果として、彼らは擬似的な夫婦、家族に近い形態を取ることとなった。

以下略



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