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【剣と魔法と】ここだけ世界の境界線★24【光線銃】

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418 :α-12【ディープメイカー ver.α】>>487 [saga]:2018/08/19(日) 22:53:30.99 ID:xtVpg2h0o
>>415

「ウチの兵員輸送機はクローク(光学迷彩)かましているから、発見されてなきゃダイジョビデス!
 そのために姉妹達がレーダー設備優先して確保しましたデスし!」

 もっとも、それでもダメな時は脱出直後に撃ち落されて塵になることも覚悟せねばならないだろうが。

【言葉と共に、牽制を中断し、マガジンを確認するα-12。既に底が見えている】

>>416

「ハロハロ叉=サン。別行動乙デス!」

 α-12達が派手に立ち回っている間にソーマタージには敵の進入路を可能な限りは潰しまわってもらっていた。
 もっとも、彼一人に出来る事は多くなく、効果は限定的であったが、今は気休めですら求められる状況だ。
 なお、依頼受領と共に目的だけ告げられ放り込まれたというアレっぷり。ナムサン!

>>417

「だー!!荷物が増えたデス!いい加減、マトモに動けデス!!」

 地べたのクラゲを引きずるα-12。こういうところが彼女の弱点である。
 とんちきの権化であり、悪態をつきながらであるが、そしてエージェントとしてはあってはならないことだが、
 α-12はここでウォルターを見捨てるという選択肢を選べないのだ。

 −−−−−−−−

【全員対象】

 状況はまさに鉄火場。しかして、ようやく屋上までの距離もわずかとなっていたのだが――

「SYHAAAAAAA!!」

 耳障りな音を発しながら射撃を繰り返す汚染兵士達だが、
 ロイと鈴虫は存外に容易に懐に飛び込めた。そのまま白兵戦を開始。剣閃と火花が飛び交う。

【ロイ/鈴虫・・・判定(戦闘慣れ/違和感)…あまりにもアッサリ飛び込めすぎた。突撃の瞬間、火線が減っていたような――】

「――――」

 回りこむ動きをしながら斬られていく汚染兵士たちの死体は積みあがり、
 それは瞬く間に後方への壁となって移動を阻害――

 −−−−−−−−−−−

 瞬間、奇しくもソーマタージが合流したのと同じ現象が起こった。
 バガン!!と、横手の壁が破砕し、そこから別働の汚染兵士達が殺到したのだ。
 敵は雲霞の如くというべき数を誇り、別働隊を抽出するには容易!そして―――

(前衛が突入するタイミングを完全に読まれた<fス!!)

 タイミングがなによりも拙い!ロイと鈴虫がまだ突撃の衝力を残しているうちに、
 横手から切り込まれたのだ!それはリロードの最中のα-12、消耗したウォルター、逃げ惑う護衛対象。
 空恐ろしいほどの完璧なタイミング。直前のソーマタージの合流が敵にとっての唯一の不確定要素か!!

「GISYHAAAAAAAAAAA!」

 横手より穴を開けて殺到する汚染兵士達は手にナイフと粒子短銃!
 クローズドコンバットの構え。完全に計画された行動であると疑いなし!
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