過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:28:30.89 ID:1ScxNNNj0
【モバマスSS】です
注意点
・モバマスアニメで芳乃の幻を見てる人が結構いたので思いついたネタ
・ほぼ地の文あり、長い、亡者とか出てくる
・芳乃が出るのは中盤以降
以上が許容出来る方は楽しんでいただければ、駄目でしたら閉じて頂いて
よろしくお願いします
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2
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:29:25.63 ID:1ScxNNNj0
山奥のとある小さな集落。そこの民宿の部屋の窓から夜空に浮かぶ大きな月を見上げてため息をついた
少女は、後ろに振り返りともに部屋に泊まる二人の人物を見る。
仁美「まさかこのこのご時世にテレビすらない所に泊まることになるってびっくりだねあやめっち」
以下略
3
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:29:59.11 ID:1ScxNNNj0
数日前から突然武内Pに見えるようになったその幻は、眠っているときですら二人になにかを
訴えるように舞い続けており、彼にはそれが声なき声で助けを求めているのだと思わずには
いられなかった。
以下略
4
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:30:43.97 ID:1ScxNNNj0
その時3人のいる部屋のふすまが開き、この民宿の女将である老婆が食事を持って現れた。
女将「ごめんなさいねぇ遅くなって。まさかこんな時間に旅の方が来るなんて思ってなくて」
以下略
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:31:32.11 ID:1ScxNNNj0
女将「はぁプロデューサー……っていうのは確か、かなり偉い方じゃったような」
女将「そんな方が美人さん二人も連れてこんな所に来るなんて訳ありということかね」
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:32:34.94 ID:1ScxNNNj0
あやめ「武内殿、ここは女将の方に幻の容姿を伝えるべきだと思います」
武内P「……理由はなんでしょう」
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:33:28.84 ID:1ScxNNNj0
あやめ「はい、そもそも前提としてお二人が幻を見ていることがすでにおかしいことなので」
あやめ「その幻に誘われて来たこの土地でなにも起こらないと考えるのが無理なわけでして」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:35:10.70 ID:1ScxNNNj0
「知りませぬ」
あやめ「……では、ここに住む他の方たちに聞いて頂いても」
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:36:03.51 ID:1ScxNNNj0
「明日……いいでしょう。ですが本日はもうお休みになられたほうがよろしいかと」
「食事も置いておきます故、どうぞ急がずに、ごゆっくりと」
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:37:19.17 ID:1ScxNNNj0
その時ふと武内Pと仁美は、いつの間にか視界の片隅で見えていた少女の幻がいなくなっている
ことに気付く。
仁美「あれ? そういえばさっきからあの子が見えないような……」
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:38:36.76 ID:1ScxNNNj0
武内P「恐らくもう猶予がないのかもしれません。思い返せば女将さんの態度が豹変した時から」
武内P「あの子は視界の端から消えていたような気がします」
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:40:01.15 ID:1ScxNNNj0
走りながら襲ってくるモノがなにかを冷静に分析しつつ、武内Pとあやめは自分達をどこかに
案内しようと先を進む少女の幻も見る。
目指す場所は集落の外れにあるらしく、林の中を突き進みだした時などは一瞬躊躇いもあったが、
後ろから段々と数を増やして追いかけてくる亡者の群れのことを考えると迷っている暇もなかった。
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:41:33.13 ID:1ScxNNNj0
なにをするのか、そう二人が聞く前に鬼気迫る表情であやめは仁美を抱えたままの武内Pを
前方へと放り投げた!
その勢いは凄まじく、武内Pは無事亡者の群れの上を飛び越え鳥居を通過しそのまま境内へと
侵入出来たのだった。
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:42:22.19 ID:1ScxNNNj0
気づけば、前も後ろも横も亡者に囲まれたあやめは、しかし余裕のある笑みを浮かべて
女将であった亡者を睨みつける。
あやめ「亡者になるつもりなどありません。わたくしはあのお二人を信じております」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:43:41.01 ID:1ScxNNNj0
――同じ頃、神社の境内へ放り投げられた武内Pは、空中でバランスと勢いの調整をしながら
仁美を落とさないように地面に着地していた。
仁美「あやめっちーっ!」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:44:45.56 ID:1ScxNNNj0
武内P「行きましょう、幻を見せてまで自分達を呼んだ子がいるとすればこの先の本殿です」
武内P「今こうして時間稼ぎをしてくれている浜口さんのためにも、急いで会わなければなりません」
以下略
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:49:00.42 ID:1ScxNNNj0
??「困っている人には力を貸しなさいとのばばさまのお言葉を守っているためでしてー」
仁美「困っている人って……この集落の人たちは!」
以下略
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:49:38.90 ID:1ScxNNNj0
道具を壊さないようにしつつ少女の周りを一周した武内Pは、結界を壊して助けることは不可能だと判断する。
外から道具を壊したりするなど無理やりな介入をすれば力が暴走して少女が廃人になることも
考えられたからである。
以下略
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:50:46.34 ID:1ScxNNNj0
??「……!?」
仁美「武内プロデューサー!?」
以下略
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:52:22.77 ID:1ScxNNNj0
再び爆ぜる音が聞こえ、結界の中には武内Pの血が溜まり始める。結界を形成している札や紐は
不思議な力でその血に染まることはないが、床に溜まっていく血の量は段々と無視できない量に
なっていく。
それでも武内Pは表情一つ変えずに少女と向き合い続ける。
以下略
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/25(日) 11:53:12.13 ID:1ScxNNNj0
仁美と武内Pは少女の目の前にある「依代」の札になにかが戻り初めて震えているのに気付く。
このタイミングだ、ここしかない!
武内P「違うというのなら教えてください、あなたのお名前を」
以下略
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