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タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6

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143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 00:15:41.51 ID:P2m8yAEIo
>>127
タイトル「3日後に鳴る鐘」


瓦礫の広がる廃墟のような街で、石を積んだ荷車が砂塵を巻き上げる。

「おーい、こっちに外壁用の積み石をくれ!」

「こっちが先だ! 屋根のアーチを組んでる所なんだ!」

目の前の建物を建設する男たちの声が輻輳し、荷車を運ぶ少年が右往左往する。

「この石は石畳用の石だ。玄関付近でしゃがんでいる男の所に運ぶんだ」

少年に石の運び先を教えてやると、頭上から怒声が届いた。

「こっちに石を寄越せよ! 早くしねえと屋根が崩れっちまうぞ!」

「アーチ用の石は二階に運んである! 今、吊り上げるからちょっと待っててくれ!」

皆、作業熱心だが、建設の素人なので効率がよいとは言えなかった。
急いで2階に上がり、アーチ用の石の吊り上げにかかる。

「屋根のアーチ用の石を吊り上げたぞ。これを左右から均等に組んでくれ。」

滑車を力任せに回しながら屋根で作業している男に声を掛ける。

「いや、すまねえな。騎士団の兄ちゃんにこんな力仕事をさせっちまって」

「騎士団は戦闘部隊より築城や街道敷設、物資輸送に携わる人の方が多いんですよ。これが私の本業です」

私は力仕事の手伝いに来ているわけではなかった。
築城の専門家として、この建物建設の現場指揮を任されていた。
ただ、建設の指揮をしている建物は教会という専門外の建物だったが。

王都から馬で3日ほどかかるこの街は、隣国との戦火に晒されて以降立ち直れないでいた。
しかし、この国の第三王子がこの街の領主の娘のもとに婿入りすることが決まり、この街にもようやく活気が戻ってきた。
そして、第三王子と領主の娘の結婚の宴が3日後に行われることとなり、街の人間は総出で教会の復旧に当たっていた。
3日後の宴では、何としてもこの教会で祝福の鐘を鳴らしたいーーーそれがこの街の人の総意であり希望だった。
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