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タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6

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707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/03(日) 20:41:29.08 ID:38v/m6Bho
>>697

 準備。
 彼と接する時、それを欠かしてはならない。


「なあ」


 思えば、彼とは長い付き合いになる。
 だと言うのに、こうやって声をかけられただけで少し身構えてしまう。
 それは私が非常に臆病だからか、それとも相手が彼だからか。
 夜中、ベッドに寝転がりながら考えてはみるものの、答えはいつも出さずに瞼を閉じていた。


「うん」


 幼馴染。
 漫画や小説ではよく見るけれど、ドラマでは滅多に見ない関係性。
 私と彼は、幼馴染。
 小さい頃から、こうやってずっと一緒に過ごしてきた。


「もういいかい?」


 だけど、その関係も終わる……終わらせる。
 幼馴染なのに変わりはないけれど、でも、終わるのだ。



「私も好き」



 数分前にしてきた、彼の告白への返事。
 嬉しくて、本当に嬉しくて。
 だから、声を震わせて返事をするだなんて勿体無さすぎて。
 ほんのちょっぴりだけど、返事を待たせていた。


「っ〜〜!」


 言った。
 言ってしまった。
 今まで隠してきた気持ちをありのまま。
 心の準備をしていたにも関わらず、あまりの恥ずかしさに両手で顔を覆った。


「……」


 彼は、そんな私を無言で抱き締めた。
 突然の事に私は体を震わせながらも、体の芯にじんわりと広がる幸せを噛み締め、
隠していた彼への思いの丈を矢継ぎ早にぶつけていった。


「もういいよ」


 そう言われてチラリと見た彼の耳は、赤く染まっていた。
 だけど、私の口は彼への愛をささやき続ける。
 体を離そうとする彼のシャツを握りしめ、捕まえて。


「まあだだよ」



おわり
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