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タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6

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951 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/10/05(土) 12:01:42.92 ID:MTgIuyFi0
>>928 タイトル「1日魔王に任命されました」

側近「魔王様は嘆いておられます。自分は来る日も来る日も懸命に働いているのに、魔王というものを誰も理解してくれない、と。そこで、『1日魔王』に選ばれたのがあなたです。これで魔王様の苦しみが少しは味わえるでしょう」
勇者「それはいいが、どうして俺なんだ?」
側近「くじ引きでの公平な抽選の結果です。異論は認めませんぞ」
勇者「大アリだよ! ……まあ、しょうがない。付き合うとするか」

こうして、勇者は1日魔王に任命されました。

勇者(魔王とは言うが、普段何しているんだ……? 略奪の指示とか出してんのかな。さすがにそれ、俺には出来ないぞ)
魔物A「魔王様! 報告です!」
勇者「さっそく仕事か……何だ?」
魔物A「始まりの村で、辺境軍が略奪を行いました! 村は大混乱です!」
勇者(うわっ……早速やっちまってるよ……)
勇者「……あのさ――」
魔物A「既に辺境軍は魔界憲兵隊により鎮圧、首謀者も捕えました!」
勇者「……え?」
魔物A「首謀者の刑はどうされますか? 村への賠償は? 支援物資は送られますか?」
勇者「え……あの……ちょ……!」
魔物B「邪悪な谷の駐屯兵たちがストライキを起こしました! 要求は食事の充実です! 今の飯はハッキリ言ってマズイそうです!」
魔物C「お年寄りの魔物へ向けた魔界老人ホームの設立についてご意見を!」
魔物D「子どもの魔物たちへの教育事業について、具体案がまとまりましたので……」
魔物E「昨日新たに1881名の魔物が誕生しました! 彼らの名前をつけるのに、魔王様のお知恵を何卒……!」
魔物F「魔王様! 先日の消費税増税で、村々では混乱が生じております! イートインってなんですか!」
魔物G「王国軍の新兵器のミサイルとかいうのが発射されました! 2発撃たれたと思ったら1発でした! とりあえずどうしましょう!?」
「魔王様!」「魔王サマ!」「魔王様ーーッ! 早く来てくれーーッ!」
勇者「あばばばばば」
魔王「……」ニョキッ
勇者「はっ!」
魔王「……大変だろう? 魔王様」ニッコリ
勇者「…………」

――それから――

勇者(今まで俺は、魔王を倒すことが自分の使命だと信じて、そのために戦いつづけてきた)
勇者(でも、魔界にも魔界の事情があって、魔物にも彼らの生活がある。そんな当たり前のことを、俺は知ることができた)
勇者(確かに大昔は、魔王は人間たちの明確な敵として存在していた)
勇者(けれど、そんなのは遠い昔話になっていて、今の魔王は古いしがらみから抜け出そうと必死に頑張っていたんだ)
勇者(そして、今日は人間と魔物にとって、歴史的な日……)

王様「お互い色々ありましたが、それはもう過去の話です」
魔王「これからは、より良い未来を目指して、共に進んでいきましょう」
両雄、がっちりと握手
側近「良かった良かった……」
王様「こうして人間と魔物との長い戦いが終結したのも、勇者のおかげだ。ありがとう」
勇者「いえ、俺は大したことはしていません。……これは、みんなが平和を望んだ結果です。平和を願う心は、人間も魔物も、変わらないんです」
王様「……そうだな。お主の言う通りだ」
魔王「ところで勇者よ……また『1日魔王』をやらないか? 最近、また仕事が増えてきてな……」
勇者「もう勘弁してくれ……」
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