タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6

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481 : ◆S.PtdgMO6E [saga sage]:2018/06/27(水) 00:15:11.88 ID:7lWo+MiC0
>>447



「なあミヤザワ、お前はつまらないから一生誰にも愛されず、誰も愛さないんだろうな」

不健康な顔つきで、濁った目の男はそう言うと煙草を咥えて火をつけた。部屋は吐き出された煙の臭いでいっぱいになる。きっと俺は不本意そうな顔をしていたのだろう。ヒガリは満足げにこちらを見ているのだ。

「なあヒガリ。俺は勘違いしていたらしい。てっきりお前のことを『バイト以外はパチンコか俺の部屋で煙草を吸うか』しかない男だと思っていたよ」

不揃いに伸びた髪を分けるように頭をかくヒガリ。言わんとすることはわかった。

しかし、そんなことはどうだって良い。無造作に手に取った本がスタインベックの『怒りの葡萄』だったというくらいに。名作なのは確かだろう。だが、ヒガリの持ち込んだ書籍を読んだためしはない。
ふと思ったことをそのまま口にする。

「そこまで言うなら何か面白いこと言ってみろよ」

缶コーヒーを開きかけた手を止めて、いやらしい笑みを浮かべながらヒガリは言った。

「バイト先のおっさんから聞いた話だ。どうやらお前にうってつけの商売があるらしい」

はあ? こいつは勧誘でもする気なのか。

「いいや違うね。お前が顧客なんだよ。一度かけてみたらわかると思うぜ」

半信半疑──いや、全くの懐疑しか持たなかったが、物は試しに言われた通りの番号で電話をかけた。

後にナルミと名乗った若い女性は、まず最初にこう言った。


「あなたの大切なものと引き換えに」

「愛、貸します」

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