タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6

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413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:52:26.67 ID:cZuwep0FO
>>364
タイトル「死を呼ぶアイドル」

アイドルが有名になる要因として歌、ダンス、ルックス、キャラ、スタイル。
あまり嬉しく無いのがスキャンダル。
私、大島爽(おおしま さやか)16歳は嬉しくない理由で有名になってしまった。

それは……都市伝説としてだ。
内容は私に関係した人が死んでいく。
番組やドラマ、舞台の共演者やスタッフなどが皆死んでいくのだ。

いつしか世間は私をこう呼ぶようになった。

【死を呼ぶアイドル】と。

警察のほうでも不可解過ぎて捜査が難航しているらしい。なにせ、共通点が私と共演した方だけだからだ。しかし私は知っている。

死んだのは皆私が嫌った人達だ。犠牲になった人たちは警察が言うには遺体の損傷が激しいものから軽いものまでピンからキリなのだ。それも私が嫌う度合いで変わってくるのだ。

何故だか分からないが皆私が嫌うと1ヶ月後に死ぬのだ。

私は一度本気で呪われてるのではないかと思い事務所近くのお寺や神社へ行った事がある。しかし何もないのだ。

そしてこれらのせいで私と共演したら死ぬのではないかと怯え、恐怖し共演NGにされた方もいた。でも怖いもの見たさで共演してくる方もいた。

そのせいで仕事は減り、もっぱらラジオの仕事ばかりとなっていた。

しかし最近は死ぬのがパタリと止んだ。そのおかげでまた仕事が増え始めた。
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:55:19.63 ID:cZuwep0FO
だけど事件が起き始めた。私のもとに表に@としか書かれておらず後は何も書かれていないDVDが送られだしたのだ。
無視していたがだんだん増えていき、いくら捨てても机の上にあるのだ。

だから私は興味本意というか怖いもの見たさで一度見てみた。内容は見知らぬ男の人がバスタブの中で死んでいる。もし映画祭にスプラッタものの賞があるなら間違いなく大賞を取ることができる。そのくらいエグい内容だった。
私は見た瞬間、吐き気を催した。今日のドラマのクランクアップ後の打ち上げで食べた物が出てくるんじゃないかと思うほどの吐き気を催した。

しかしそうなったのは最初だけ。後は難なく見る事が出来た。

自分でも正直驚いている。いつもなら夏によくやる1、2時間のホラー特番でも全部見終わるのに倍くらいの時間がかかるのに何故か落ち着いて見る事ができた。

そしてどんどん見て最後の10枚目を見終わり特徴をメモしだした。
@全ての映像において服装はよく分からない仮面に黒い服
A凶器は刃物。
Bすぐ殺している。

しかし私は思わぬ形で犯人と対峙することとなる。

仕事が休みのある日
私は欲しかった服やコスメを買い、うきうきした気分で歩いていると前から見たことのある人物が歩いてきた。

それはあのDVDで見た殺人鬼だった。なんとか目を合わさぬよう視線を落として歩く。
だんだん向こうも近づいてくる。そしてすれ違う時に耳元で囁かれた。

「私はお前だ。」と。

すぐに後ろを振り向くが、もうその姿はなかった。

私は急いで近くのベンチに座り、警察に電話しようとスマホを取り出した。
しかし思いとどまった。
何て言えばいい?DVDで見たあの人物を見た?そんな事で警察が動いてくれる筈がない。
私はそのままスマホをしまい、空を見上げた。
いつも通りのどこまでも続くような青い空が広がり白い雲が流れている。

あれは見間違いだ。悪い夢を見ただけだ。
そう自分に言い聞かせ私は今日のブログ用の自撮りをした。
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 18:57:32.38 ID:cZuwep0FO
そして夜。明日のリリイベの為に私は早めに寝ることにした。

久しぶりに夢を見た。私は一人称視点で暗い道を歩いていた。どこかの廃墟かな?
そして広いところに出ると知らない男の人が磔にされ衰弱していた。

「なあ、助けてくれ。」と懇願した。

そう言った瞬間、持っていたナイフを投げ、左肩に深く刺さった。そして場面が変わると男をボストンバッグに詰めているところだった。

そして傍に置いておいた仮面を取った。
そして立ち上がったところで近くにあった鏡を落としてしまう。鏡面側から落ちなかった事で割れずに済んだ。そしてその鏡を拾い上げようとして顔が写り込んだ。

その顔は紛れもなく私だった。そしてボストンバッグを背負うとそのまま部屋から出て行った。

次の日のリリイベは大変だった。昨日の事が気になってしまい、何回か段取りを間違えてしまった。

握手会でも「今日はどうしたの?」とか「らしくない」とか言われてしまった。

そしてリリイベが終わり楽屋でスマホのニュースアプリを開くとあった。

昨日私がいた渋谷でボストンバッグに詰め込まれた男性の遺体が発見されたとのことだ。

その日、また人を[ピーーー]夢を見た。

しかしその日は少し違った。建物に入る所から始まっており、場面が変わり、人がバスタブの中で死んでおり、また私はボストンバッグに死体を詰めて出て行った。
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 19:02:30.78 ID:cZuwep0FO
次の日、私はある場所に向かった。何故かいつまで経っても取り壊されない廃墟だ。

初めて来た筈なのに足が勝手に階段を上がり、ある部屋に入る。

そこには夢で見た光景が広がっていた。
ところどころ血がついたバスタブ、血が飛び散った床、拷問道具などなど。

私は昨日の夢のお陰で場所を特定する事が出来た。しかしあまりにもグロテスクな光景に思わず後ずさりをしてしまい何かにぶつかった。それは姿見だった。

鏡に映る私の顔はひどく怯えている。とにかく帰ろう。
そう思い踵を返そうとしたができなかった。

何故なら鏡の中の私が笑ったからだ。

「え…」すると私の口がひとりでに動き出す。

「やあ!爽!私だよ!」

「え…誰…?」私は驚愕した。意識せずに勝手に私が喋りだしたからだ。

「やだな〜私だよ?私はソウ…私は君であり君は私だ。」

「驚いているようだね?あれ?覚えてな〜い?君が私を生んだんだよ?」と首をちょこんと右に傾けながら答える。

「な〜んだ!覚えてないんだ。まあ、あれは忘れたい記憶よねー同じ女の子として。」

「何があったの!?私に!?」

「あれは2年前ね。君はあるテレビ局のディレクターが予約したホテルへ行った。そういわゆる枕営業ってやつね。まだ貴方のグループはデビューしたてで足がかりが欲しかったの。
それで最年少だった君がディレクターのお眼鏡に叶いみんなの為に覚悟を決めて部屋に入るとパンツ一枚の太った男がいたの。
その瞬間、覚悟が全て崩れ去り君は泣き出した。その男は君の泣き顔にかなり興奮していた。
君は逃げようとしたけどドアにはロックがかかっており逃げられず部屋中を逃げ回ったけど、そこは14の少女と大の男。力の差は歴然で君はベランダに追い詰められた。
しかしその男はベランダから誤って転落。時間になっても出てこない君を不審に思いマネージャーが部屋に踏み込んだ…
これが君がショックのあまり封印した記憶よ。」

「思い出した…確かに私はあの時…でも私は落ちたのを見ていない!」

「そうだね。でも不思議じゃない?何故君がすぐにディレクターに捕まらなかったのか、何故ディレクターが自分の胸くらいの高さがある手すりから転落したのか、何故君の記憶がそこだけないのか!
その答えはただ一つ!あの男は私が君の人格を乗っ取って殺したからだ!」

「嘘…でしょ…?」

「本当よ。あいつが落ちる瞬間の驚いた顔よ。まさか自分よりも小柄な女の子に力で負けて落とされるなんて夢にも思ってなかったでしょうね〜今でもあの顔を思い出すと笑っちゃうわw
君があの場にいたという事だけなかったことにされ、結果君のグループは体を汚される事なく有名になった。」

「何でこんな事するの?何で殺したの!」

「簡単さ。過剰なストレスを君に与えたくないからだよ。キモいディレクターに襲われた時だって私という人格が全てのストレスを背負わなければ君は廃人になってたよ?」

「じゃあ!私が街で見た殺人鬼は!?私が見た事ない人を殺したのは!?」

「君が見た殺人鬼は幻だね。だって殺人鬼は私であり君だもの。次に知らない人が死んでるのは君のストーカーとかアンチだね。」

「でも君に全部知られちゃったな〜でも安心して君は殺さない。君を殺そうとしたら私も死ぬ。逆もしかりだよ。」

「そうだ!私にこの体ちょうだい!私に主導権をちょうだい!」

「私が主になればもっと君にとっての障害を排除することができるよ?そうしたらね…」

「うるさい!貴方は…命をなんだと思ってんの?たった一つのかけがえのない命を…!」

「綺麗事ばかり言っても、どうにもならないよ。行動を起こしたのは私だけど命を奪ったのは君の手よ?もう何人殺そうが一緒よ?」

ヒューヒュー

「あら?過呼吸?ほら苦しいでしょ?身を任せなさい。そうすれば楽になるわ。」

一瞬その誘惑に流されそうになった私がいた。
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 19:03:50.24 ID:cZuwep0FO
私は半ば気力でその場にあったナイフを掴み首に当てた。

「なんのつもり?さっき言わなかった?私を殺したいのかもしれないけど、そんな事したら貴方も死ぬわ。」

「考え直しなさい。」と強い口調で止めてくる。

しかし私は今まで生きてきた中で一番落ち着いており、ある変化に気づいたため口にした。
「ねえ、どうして貴方の声は震えてるの?」
もう一人の私は声が震えていたのだ。

「まさか怖いの?死ぬかもしれない恐怖が怖いの?」

「うるさい!わ、分かったわ。やるならやりなさい!」

「分かった。でも首はやめとくわ。そのかわり…ね!」と自分のお腹にナイフを突き立てた。

「うっ…」痛みに倒れこむ。痛すぎるよ…自分で刺しても…

「本当にやった…ほら早くその手を離しなさい。今なら間に合うわ。」

「貴方に…死の恐怖を…分からせてあげる…私の体を使って…」

「ふ、ふん!そんなもんで私が怯む訳ないじゃん。」と言ってきたため更に刺す。すると更に血が流れる。

ソウに変化が現れ始めた。
「嫌だ…死にたくないよ…嫌だ…嫌だ…」とソウは涙を流し始めたのだ。

「嫌…よ…貴方は…今まで…同…じ…事を…言った人を…助けたかし…ら?」 と更にナイフを進めた。すると水たまりほどのおびただしい量の血が流れた。

ソウは「私は…取り返しのつかない事を…」

「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…」と号泣し始めた。

私は痛みに耐えながらソウに触れるべく自分の頬に手を伸ばす。

「貴方は私が生み出したもう一人の私よ。私がストレスを貴方に背負わせすぎたせいで貴方は歪んでしまった。これからは私も一緒に背負うわ。」
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 19:05:21.00 ID:cZuwep0FO
あれから一年後…
私のグループはライブツアーをしゴールとして武道館に立っていた。
「爽?」

「え?ああ、ごめん。ソウ。」
結局私の中にソウを住ませることにした。もう人を殺さないと約束して。

あのあと私はその場で偶然持ってたレッスン着のTシャツに着替え病院に行った。
傷を見てもらうとやっぱり少し刺さっており少し血が出ていた。
実はあの大量に流れた血の9割は現場にあったパックに入った血糊だったのだ。

あの時私はあれを本気で誰かの血だと思い証拠になると思い服の中に入れ持ち帰ろうとしたのだ。
で思いのほか深く刺しすぎてパックを貫通しお腹に少し刺さってた。
病院で言い訳するときは本当に困った。
でもそこはソウの人格に喋ってもらい事なきを得た。
病院では何も言われなかったが家に帰ってからはくどくどと文句を言われた。

そしてある日私は夜更かしをしたせいでどうしても眠たくて仕事の時にソウと変わってもらった事がある。彼女はずっと私の中で歌やダンスのレッスンを見ていたらしく完璧に踊りきってしまった。
因みに人格が入れ替わっている間はテレビでいうところの時差が無い現場とワイプの中継のような感じだ。

一応可愛い系で売っている私と違いソウはクールビューティーかつイケメンキャラらしく女性ファンが増えてしまった。

それからソウもアイドルをしてみたいらしく最近ではライブの昼の部と夜の部で交代したり握手会もたまに交代しながらしている。

さてそろそろ開演だ。今は観客の気分を煽るための映像が流れている。

「さて!頑張ってくるかな!」

終わり
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/14(木) 19:06:30.05 ID:cZuwep0FO
以上です。思いのほか大長編になってしまいすいませんでした。
また良さそうなタイトルがあったら書かせていただきます。
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