タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part6

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201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/04/16(月) 00:18:32.27 ID:CGyVIM7Q0
>>184
タイトル「あいうえお殺人」


PART 1 会話手順(プロトコル) 

狙撃手「要件を聞こうか……」

依頼人「あなたはゴル……いや、狙撃手!?」

依頼人「意外です。まさか本当に来ていただけるとは」クルッ

狙撃手「後ろを向くな。前を見たまま話せ」

依頼人「えっ!? 分かりました。この国では3年前の革命により社会主義政権が樹立され、所定の手順を踏まない会話は政府に反逆の恐れありとして盗聴され、取り締まりの対象となりました」

狙撃手「俺は歴史の話を聞きにきたのではない」

依頼人「勘違いしないでください。依頼に関係する話なのです!」

依頼人「聞かれてしまうのです。会話手順の守られていない会話は全て政府に」

狙撃手「狂った話だ。で、その会話手順とは何だ?」

依頼人「けったいな話なんですが、『あいうえお順』で会話しないといけないのです」

狙撃手「…………」

依頼人(これまでの所、会話の冒頭以外は大きく破綻してないな。よしよし)

依頼人「さて、依頼内容ですが……」

依頼人「社会主義政権の成立後、会話手順手順の煩雑さと監視社会の窮屈さから多くの国民が国外逃亡を図ろうとしました」

依頼人「すると、政府軍は国境付近に展開し、逃亡者を次々と射殺したのです」

依頼人「政府軍のやり方に国民の一部は恐れおののき、無気力になり……」

依頼人「そうならなかった者は逃亡を企てて政府軍の銃の餌食となりました」

依頼人「ただただ、私はそんな政府が許せないのです!」

依頼人「血にまみれたこの政府の首領である書記長を葬ってください。お願いします!」

依頼人(ついに会話手順を逸脱せずに依頼したぞ。ていうか俺ばっかりしゃべってて不公平じゃね?)

狙撃手「……手に掛けたい理由はそれだけか?」

依頼人「……と、あなたに嘘は通用しないんでしたね」

依頼人「仲の良かった友人も、妻も子供も、政府軍の銃弾に倒れ、帰らぬ人となりました」

依頼人「逃げ出そうとした者も、政府に反旗を翻した者もいました」

依頼人「抜け殻の様に私は余生を過ごそうかとも考えましたが……」

依頼人「寝るたびに彼らが夢に出てくるのです!」

依頼人「呑気に余生を送ろうとする私を、私自身が許せないのです」

依頼人「傍から見れば無意味な抵抗かもしれませんが……」

依頼人「一人残された身として、私は敵を討ち……」

依頼人「プロトコルに悩まなくてもいい世の中が訪れることを、彼らの墓前に報告したいのです!」
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