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【置き去りにしてた】能力者スレ【大切な言葉】

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68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2018/01/08(月) 00:44:59.53 ID:Dciklnsb0
>>67

【似合っている――そう褒められれば、案外素直に褒められるだろう、変に照れることもなければ、思ったより謙遜することもなく】
【ありがとうと笑って見せて。それで手を繋げば――洗い物のあとだからか、まだ少し手が冷たい。それでも、どこかに取り残してしまわないように、ぎゅっと握り】
【――だなんていうけれど、半分は術式を書いた人間の脅しみたいなもの、半分だけ置き去りとか……そういうホラーめいたことは、ないのだけど、とは余談】

うん、でないと、大変だよ――……えっと、だめかな、大変――? でも、いろいろな場所に行けるし、便利だなって思うの……。

――終電とか気にしなくって大丈夫だよっ。

【こくこくと何度か頷く。そうでないと大変というのは確かにそうだろう、夜の国から風の国――彼の場合は夜の国から水の国の往復になるのだろうが】
【それを正攻法でやろうとするとものすごく大変なことになるだろう、飛行機に船に……多分何日もかかる、終電を気にするどころではないから】
【終電を気にしないだなんてひどくありふれたことでいうけれど。あとは――いろいろな場所に行きやすい。ただ問題があるとすれば、】
【前回の邂逅の際に彼女が言っていたように、すぐに起動できない、あらかじめ準備しておくことはできない、集中できない場では難しい……そういうのが難点なのだろう】

ここが天音ちゃんのお仕事のところだよ、たまにね、お花とかもらうの……お庭に植えたりするけど、だめだね、お日様無いからすぐ枯れちゃう……。

【時刻は――食事をしている間に過ぎた分を考慮しても、まだ、少しだけ扉に書かれた開店時間には早い。そんなことを言いながら、そーっと店内を覗き込んだ少女は】
【数度角度を変えたり背伸びして高さを変えたりしながら、やがて目当ての相手を見つけたのだろう。まだ電源の入っていない自動ドアの硝子をノック数回、繰り返して】
【名前を呼んで呼びかける――視線の先をたどれば、彼もその姿をすぐに見つけ出すだろう。すらっと背の高い女――、紺色の髪をポニーテールに結わえて】
【首元には暖かそうなネッグウォーマーとさらさらした素材の上着、開けられたチャックの中にはこの店の制服である緑のエプロンと、土汚れの目立つズボン】
【重たそうに手に持つのはありふれたごみ袋、中にはぎちぎちになるくらいの植物の枝が詰め込まれて――おそらく何かの作業から、今戻ったところ】

あれが天音ちゃんだよ、天音ちゃーん、

【あれなの、あのひとなの、そういって彼に振り返って硝子に指をあてて示す、指を押し当てた周りにほんの僅か、暖められた時の白いわっかが浮かんだ頃合い】
【相手はようやく気付いたのだろう、そのごみ袋を端に置いて、こちらへ――それで、女性にしては背が高いとも気づくだろうか。おそらく百七十は普通に超えていて】
【瞳も髪と同じ光の角度によっては黒にも見えるような紺色、それで、まだ電源の入っていない自動ドアを手動で開けようとして――ギャリ、と、変な音で開きかけたドアが止まる】

「あら、ごめんなさいね。石を噛んだみたい、割とよくあるの、気にしないで――、そちらの方?」

【最終的には力業で押し開ける。背が大きくて愛想も悪くって多分力も強くて能力者。そういう感じのひとだった、だって、今まで、にこりともしないでここまで来て】
【声も女にしてはいくらか低くノイジーなもの、それでも少女と一言二言朝の挨拶なんかを交わすから、やはり知り合い……というより友人なのだろう。それで彼へ目線を】

「外は寒いから中に入ったらいいわよ、外でする話でもないじゃない? 隙間から入ってきてくれる」

【――ただ、まあ、悪いひとでないというのはなんとなくわかるだろうか。声がとげとげしいとか、態度がとげとげしいとか、そういうことは全くなく】
【自分が無理やり押し開けたドア、それもやっぱり途中でそれ以上開かなくなったドア、もはや手動でも自動でも動きそうにないドア、それの隙間を指し】
【寒いから――と勧める程度に店内は暖かい。見れば大型のストーブが設置されていて、その周りはちょっとした憩いの場みたいな……簡単にだが椅子とテーブルが置いてあり】
【女はそこを指で示してから「お茶でも淹れてくるわ」と言って一度いなくなる、だから、多分、座って待っていろという意味なのだろう】

【少女は慣れた友人のことだから普通に言われたあたりの椅子に座っている、それならきっと彼も同じように座ってしまって構わない】
【椅子のちょっとくたびれた座布団もちょっと旧式の大型ストーブも、なんだか"それっぽい"、具体的には、なんだか、とりあえず客の年齢層が高そうな――】
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