【舞台を焦がせ】能力者スレ【炎を燃やせ】

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52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(京都府) [sage saga]:2018/04/14(土) 21:59:36.51 ID:GCJN6sLyo
>>47

【コインが男の頭にぶつかる。 その背に向けて、若者の言葉が投げかけられた】
【──再び、彼は振り返った。だが、その眼には未だ、海溝の様な暗さだけが見えていて】


「 お前にオレの、何が分かる。 

 どうして、こんなクズどもの肩を持つ。
 この国は、オレ達を見捨てるんだ。そのうち、皆殺しにされる。 なら、先にやるだけだ。
 お前の“それ”は、能力だろ。 なのに。  なんで、分かってくれない 。   なぁ、おい──。 」



【「あぁ、そうか。」】



    「   お前も、 “あっち”の味方か 。   」



【それは、間違いなく妄想で。それでも、観念に支配された男に、若者の言葉は届かなかった】
【──、憎しみに満ちた表情で、男は怨嗟の叫びを上げる。 彼の身に、何があったのかは分からない】
【だが、少なくとも。 こうして、人々を殺すだけの理由は彼の中で完成してしまっていた】
【その手を若者に向け、火球を形成する。 身を焦がす高温が、広場を包み──、 】



射殺しろ。



【 ぱん。  ぱん、ぱん、ぱん   。    ぱん。  】


【──、次の瞬間には、男の全身に、銃弾が浴びせられていた】
【どさり、と男の身体が崩れる。見れば、国会前から到着した軍人達が、銃を構えている。硝煙の匂い。】
【皮肉にも、若者の“説得”が、男の頭から軍の存在を消し去り──、彼を“殺す”隙を生ぜしめた】


君。協力に感謝する。
少々、事情を聞かせてもらいたい。構わないかな。


【射殺指示を出した軍人──、銀髪に碧眼、年季の入った軍帽を被った男が、若者の前に進み出る】
【他の軍人は既に、“事後処理”に入っていた。跳ねられた人々の息を確認し、竦んだ人々を保護する】
【“ロロケルム・ランガスター”と名乗ったこの軍人は、今、まさに人の命を奪ったというのに、平然と若者を見遣っていて】


「── 、  ──── 。」


【 ──、既に事切れた男の瞳も、見開かれたまま、若者を見ていた】
【そこに残った感情を、どう読み取るのも彼次第だろう。だが、 “どうして”、と】
【なんで、自分がこうならないといけないのか。 それに、どうして、誰も分かってくれないのか】
【永劫の孤独の底から、 若者に問いかけるような色がそこにはあった】
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